10月の農作業

   

10月は稲刈りである。稲刈りが終われば、大豆の収穫が待っている。実りの秋だ。稲刈りは先月末に29,30日と午前中だけ行った。倒れ始めている。今度は、4,5,6日に稲刈りと、出来れば脱穀を進める。今年は例年とは違ったし、台風もかすめた。なにしろ自然農法で一切無肥料でやっている田んぼでも、倒れている。色々原因を考えたのだが、水温が上がったということが一番大きいのではないだろうか。やっていて、下の方の平野部の田んぼでやっているような感じがした。特に、苗を作る段階で水温が2度は高かった。水温が高くなる原因は、気温よりも雨自体が少ないこともあるのだが、降る時は一気に降り、後は降らないという状態だと思う。少ない水が、川で流れているうちに水温が上がる。こういう状態に川になっている期間が長かった。

出穂が1週ほど早かったのだから、稲刈りの時期が1週早まるのも当然だろう。稲刈りの時期は穂が全体が黄色くなってからというのがいつものことだ。刈り遅れということは根が生きていれば少ないと思う。もう一つ台風が来ているので、ハザ掛けが倒れなければいいのだが。竹の様子を見るとだいぶ痛んできている。この冬には、又竹伐りをするようである。畑の方は全く手が入っていない。8月9月は農作業はできないと考えなければならない。以前より絵に専念する時間が増えた。畑をやらなければと思いながら絵を描くのも難しいので、畑を考えないようにしていた。この時期水彩人展があるので、なかなか厳しい。欠ノ上田んぼのみんなに助けられて何とか、稲刈りが進んでいる。展覧会が終われば10月は農作業に戻れるだろう。そろそろ、大豆の刈り取りのことを考えなくてはならない。大豆はまあまあの出来のように見える。

大豆は10月にどんどん膨らんでゆく。11月に入って例年刈り取る。しかし、今年の生育は少し例年と違うので、注意深く刈り取りの予定を立てる必要がある。現在電気柵を運用している。鹿の群れが来ているという情報があったからである。上手く機能しているようだ。イノシシも隣まで来ていたようだから、電気柵を設置しなければ、とてもこの辺で畑はできなくなっている。果樹は柿、栗は相変わらずかなり食べている。家の柿は10月半ばが食べごろになる。カボチャがもうすぐ食べられるようになる。袋作りのナスなどはまだ食べられるだろう。畑はまず、ハンマーモアーをかけて、トラックターをかけて、整備からである。上野果樹の畑の斜面に太陽光パネルを取り付けようかと考えている。そうなると、冬の間に木の移動も考えなければならないだろう。草刈りだけでもやりきれない状態になってきている。タマネギの苗だけは作っている。今のところ、何とか良い生育のようだ。畑の整備をしたら、十分に堆肥を入れて、1ヶ月くらいは寝かせる。タマネギの植え付けの準備はしたい。

そういえば小麦の畑の準備について連絡が来ていた。大豆の刈り取りとその後の耕運の入れ替わりも十分に考えて置く必要がある。今までは、何もしない草だらけの畑の後に、小麦だったから、草刈りからの流れが大変だった。今度は、大豆からの後作になるから、準備はそう大変ではないはずである。もう一度、鶏分堆肥は播きたいと思う。大豆を刈り取ったらすぐに播いて、耕す。刈り取った大豆は機械小屋の方で乾燥する予定である。脱豆は機械小屋の外で行う。小麦を播く寸前にもう一度耕す。

このあたりで、月々の農作業について取りまとめることは終わりにする。やっていることも繰り返しになる。農作業の方を繰り返しながら整理して行く。何か新しいことがあれば、また書くくらいにして、自給農業の1年の全体を取りまとめをしてゆくことにする。

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