小麦の栽培

   


小麦の栽培を1反行った。今までで一番広い面積である。幸い、雀が来なかった。一年目の畑には雀は来ないという、予想は今回も当たった。これで来年も来なければ、山の畑には雀は来ないということに成る。山北では散々雀にやられたのだから、そうも言えないと思いながらも期待はある。畑を二,三年で変えて行くというのはあるかもしれない。小麦に肥料が居るというのも、予測通りであった。肥料がないと分ゲツをしない。収量が取れない。種まきは、11月11日であった。分かりやすくあえてそうした。麦刈が6月15日。栽培の経過を一回りさせてみて確認をしたかった。「あやひかり」と言う初めて作る品種の小麦の栽培歴を確認したかった。農林61号が倒れやすかったので、これを何とかしたかった。少し倒れにくいという「あやひかり」にしたが、これも倒れた。最終盤に100ミリを超える雨が二度あったので、特別の事だとは思うが、倒れた。倒れたがバインダーで刈れる範囲だったので、良かった。

「はるゆたか」を家の方の畑に少し蒔いたが、これは収穫はもう少し先に成りそうだ。秋の播種が少し遅れたため、結局年明けに成って延び始めた。やはり田んぼとの兼ね合いを考えると、田植えより前に小麦は刈り取る方が良いのだろう。それなら、11月1日蒔きにして、刈り取りを6月最初の週に成るように出来ないだろうか。雨に当たる率も減少する。田植えは2週目か3週目にする。もう少し検討の余地がある。このあたりの段取りを十分に考えることが重要である。土壌が軟らかいために、車が入れなかった。左側に車の入れる道を確保すれば、畑の使い勝手がだいぶ良くなる。トラックタ―の操作も楽になる。一度ユンボで固めてもらって、ケイトラを出入りさせてしまえば、だんだん固まるかもしれない。バインダーは下りで刈るのだ、という発想と方式は悪くはなかった。上下数列だけは横に作り、最初に回転場所を確保することも必要。あえて登りで刈ることはない。

刈り取り時間は3時間であった。注意点は土が柔らい場所では、のめり込んでしまうので運転に注意。かった小麦のハウスに運び込みが一番の手間になった。これには5名は居ないと出来ない。来年道が出来れば少し状況が変わるかもしれない。その場でハ―ベスターを利用できればさらに良いが、草が巻き込まれていることが、不安。多分中で詰まるだろう。草取りは一度。初期に削った。その時に生育の悪い場所の追肥も行った。これは案外に効果が無かった。みかん園からの転作1年目では、良く耕し、堆肥を入れて置くこと。2年目は悪かったあたりを重点的に面倒見ること。石も多かった場所が、悪い。結局畑はでこぼこをなくすことが後の作業性に重要。石拾いも丁寧に行うこと。拾った石は、ケイトラ通路に成る場所に入れて行く。

まだ粉に挽けるのは、だいぶ先に成るが、粉になったら「地粉による手打ちうどんの会」を開催するつもりだ。ほうとう文化の再興を願ってである。蕎麦の方は結構こだわりが強くて蕎麦打ちの会は盛んだ。パンも若い人中心にとても熱心な人が居る。山梨育ちとしてはほうとうも負けてはいられない。メリケン粉しかなくなって、うどんは実にまずくなった。美味しい粉さえあれば、ほうとうほどおいしいものはない。以前やった時に、粉の水分量の違いで失敗したことがある。天日乾燥の粉と、機械乾燥の粉では、水分量の違いが大きい。よほど水分を減らさないと失敗する。昔食べていた甲州赤小麦と言う品種は、今もあるのだろうか。長くて倒れれた記憶があるが、今一度あの粉を食べてみたいものだ。

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