稲苗作り

   

舟原の苗作りを行った。朝の内は、小雨の降る寒い日だった。7時半に集まっての今までにない、早いスタートだった。15名のフルメンバーでの種蒔きになった。先週の大磯田んぼや、永塚田んぼが、288穴100枚のセルトレーに播種するのに、軽トラに載せ終わるところまでやって、3時間ぐらいだった。この日は、300枚蒔かないとならないので、この計算だと、9時間かかることになる。その後に、田んぼに運び並べるのだから、終わるのが明るい内なら、いいだろうという予測だった。所が、これが違った。おそろしく早く終わった。3時には全てが終了した。舟原田んぼでは、200枚のセルトレーに撒くのが、3時間という速度だった。100枚90分。1枚。1分以下の速度だ。舟原のメンバーは、仕事がともかく速い。田んぼを自給の重要な覚悟で、仕事として取り組んでいる。

安藤式播種機が素晴しい。私の試作品も使ったが、安藤式だと1,5倍の速度になる。土ふるいの仕事を前もってしておいたことが、良かった。仕事の流れも、奥から前にそのまま軽トラまで続くように設定した。頭の中で何度も行った、シュミレーションが、そのまま再現できた。10時30分に播種が終わり、そのまま田んぼに並べに移動した。代かきや、水加減の心配もあったが、まぁーまぁーの出来のようだ。上手くセルトレーを押し付けることが出来た。周りが固いままの土なので、歩きやすく、仕事もはかどる。不織布のパオパオを上から、スズメ除けと、少しの保温にかけた。中央に、棒を立てて、テントを貼るようにかけた。周辺の水漏れの修正などおこなって、昼ごはん。新永塚グループは、舟原グループが、昼食を食べている間に、播種が終わった。そのまま田んぼで、並べて、3時前には全てが終わっていた。来年は、9時集まりの午前中グループと、12時集まりの、午後グループで、4時終了が充分できる。

写真は前日に準備した。苗箱による播種の実験用のもの20箱。この箱は、岡山の方からの、プレゼントされた、ありがたい苗箱だ。1人で蒔いてみて、土ふるいから、終わりまでやって、2時間だった。土を私なりに工夫して、時間をかけて、作ったものだ。まだ成功するかどうかわからないので、土の内容は恥ずかしくて書けない。もう24箱は、小川・トレスさんが、クンタンを混ぜた、セルトレーと同じ土で、蒔いた。これと較べると、状態がわかるはずだ。いずれ、苗箱から、地面にどの程度根が出るか。ここが勝負だ。新聞をそこに敷いたのだが、少し心配だ。苗箱方式が成功すれば、機械植えの人達には、朗報になる。種籾もアキニシキと、農協購入のサトジマンと違うので、結果が楽しみだ。

昨年種蒔きが終わってからの、1ヶ月寒く日照のない、最悪の天候で、それまで成功していた、ベット蒔きの苗作りが上手く行かなかった。その中で、何故かセルトレーの実験用の苗が、順調に生育した。田んぼに移してからも、良い生育を続けた。これならば、思い切って、セルトレレーに変えてみようと成った。苗とり作業が軽減される。雑草の混ざらない所もいい。毎年、立派な成長だと思うと、稗の田植えになっている株が必ずある。セルトレーの1枚120円とか言う価格が少し門題だったが、毎年買い足すことにした。苗土については、焼土の挑戦は時間がかかりすぎる。山土のある場所に行って、ふるうまではやる。これがいいのではないだろうか。播種作業は無事通過した。今回の方式は、市民が田んぼを行うためには、大いに参考になる方式だと思う。

昨日の自給作業、3時間、3時間、4時間、 この3日間の書き忘れ種蒔き畝立て、田んぼ作業 4月の累計時間18時間

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