神奈川県の温泉
神奈川県の源泉数は562で、全国12番だそうだ。しかし、ここ5年の新規掘削が増加している。こっちでは、全国1位だとか。1000メートル以上掘る温泉が、390も増えたそうだ。一般に100メートル掘るごとに地下温度は3度前後上昇するといわれる。深く掘れば25度以上の、成分は別にした「温泉」を汲み出すことができる。温泉掘削の許可は都道府県が行っている。温泉地である箱根、湯河原などを特別保護地域に指定して新規掘削を制限してきた。ところが元々の温泉地ではない横浜市などで掘削が活発になってきたことから、こうした地域にも指導基準を設け、掘削深度は最大2000メートル、既存の大深度温泉の周囲1キロメートル以内は認めないなどと決めた。
私には理想の日帰り温泉がある。いつも考えている。必ずしも温泉である必要はない。温泉も様々で、いい湯もあれば、大したことのない温泉も多い。むしろ飲んでおいしいくらいの湧水を、利用して。塩素をあまり使わない方がいい。かけ流しの温泉は理想だろうが、日常的なものでそこまで期待するのは無理だ。湯船は、38度程度と、41度の二つ。打たせ湯があれば直良い。森の中が良い。少なくとも木はあるほうがいい。木の力はすごいものがある。普通のサウナは必要。組み合わせで、冷たい水ぶろも。そして、体調管理の機器が必要。ここがポイント。体重、体脂肪、血圧、尿分析。これらが、入選券登録カードでコンピュター管理されている。
今病院が大変な状態だ。何故医師が増えているのに、医師不足か。簡単に言えば病人が増えたからだ。医療費もぐんぐん上昇して、小田原の市立病院も赤字だ。これを解消するには、予防の健康管理しかない。市民が健康を意識するようになる事が、医療費の削減の第一だ。地域医療の基本は日常の健康管理。と言っても、人間ドックに入れとか、健康診断を受けろではない。各自が自分の健康に意識を持つようにする事だ。休まず働いて、暴飲暴食して、タバコを吸って、酒びたりで、自ら病気になって、それで医療費は健康保険で、といわれても困るのだ。みんなが自分の身体を大切にする。これには、自分の身体を知る事が出発点。日帰り湯の体調データー管理に登録するのには、年間1万円はかかる。しかし、これを月に10回程度実行している人は、健康保険料が割引になる。必要なデーターが記録されていれば、データーによって自動的健康診断が出来る。変ですよ。と自動的に連絡を取って、精密検査が出来る。早く処置すれば費用もかからない。年に一度健康診断するにしても、このデーターを見ながら行えば、病気発見の精度が高まる。
坊所には素晴しい湧水がある。あれを利用して、日帰り温泉健康管理センターはできないものか。もちろん舟原なら、私には直良い。諏訪の原のフラワーガーデンに併設すると言うのもある。理想の日帰り温泉だった。茶室は欲しい。ゆっくりお茶を点てて飲める。煎茶でも良い。眺めも欲しい。小田原のお茶が飲める。食事も当然、小田原産品だ。小田原の海と山の豊かさが実感できる食事。市民には入泉割引券があってもいい。市のボランティアに参加すると、お風呂券がいただける。地域通貨でも入れるようにすれば、さらに良い。お年寄りには、敬老の日にはお風呂券。市の財政は苦しいわけだから、とても施設を作るお金はない。これを民間企業でやるところはないだろうか。南足柄では、足柄グリーンサービスが、おんりーゆーをやっている。小田原には素晴しい企業があるわけだから、昔、梅干やさんが湯快爽快をやったように、市と協力して始められないものか。