草刈機、刈払い機

   

出来るだけ機械を使わないで置きたいと思っても、草刈機はどうしても必要だ。たぶん、7台目ぐらいになる。いつも使い潰してしまう。今2台の草刈機がある。一台は、軽量タイプで、カヨ子さん用だ。軽ければ使えると言うので買った物だ。もう2年目になるが今のところ快調だ。極端に軽い機械だが、金属回天刃で使うには問題がない。大豆畑で使った時、スタートの調子が少し落ちた。1,2回ではエンジンがかからなかった。しかし、軽いから普通の草刈には楽で良い。コマツゼノアのBC-2000と言う機種だ。確か3キロ台の重さだった。エンジンも小さいが、軽い草刈なら問題がない。もう一台最近購入した物が、富士ロビンの背負い式草刈機BH-K2510Hと言う機種だ。はじめて4サイクルエンジンの物を買った。こちらはナイロン紐で使うつもりだ。

ナイロン紐タイプはエンジンのパワーがないとすぐ駄目になる。それで、4サイクルの方がいいらしい。時どき刃を変えると言う事は面倒くさいので、紐用と金属刃用とを分けている。実際には軽いからと言って、めったにカヨ子さんが使うことは無く、私が中心に使う。田んぼの畦に石積みがあるので、こういうところはナイロン紐じゃないと、上手く行かない。電気柵の下あたりもそうだ。金属で作業していると、金網につい触れてしまう。危ないし、機械にもよくない。4サイクルの方が音が静か。その上、今度は初めての背負い式だ。どうもハンドルの位置や、作業の角度が手持ち式とは違う。肩掛け式の楽さもあって、背負えば必ずしも作業がし安いものでもないようだ。排気ガスがひどくないと言うのも、4サイクルの良さだ。エンジンオイルもタイプが違うし、2機種がタイプが異なり、混乱しないかなど心配だったが、それほどの煩雑さは、使ってみればない。

年間5回の草刈が厭でも必要だ。これが田んぼの畦、養鶏場。元竹薮の上の畑。そして家周り。4箇所で、どこも、2度ガソリンを使い切るぐらいの草が生えている。と言う事は40回ガソリンを入れる変えることになる。500ccとして、1年20リットル分の草刈をしなければならない。時間にして、40時間の作業になるはず。おおよそ月2回の草刈が必要だ。このほかお茶畑や、大豆畑にも行く。こうして見ると農作業の、かなりの部分が、草刈と言う事になる。種蒔きや、植え付けや、収穫に較べると、しょうがないからやっていると言う事で、作業内容を考えたこともない。それだから、畑仕事がいつに成っても上手にならないのだろう。草を生やしてしまってから、大変だと言う事で、作業に入る。

田んぼが好きなのは、草をどう抑えるかの工夫がある。この辺が先へ先へと読む面白さがあって、どうなるにしろ、仕組みが見えている。多分畑好きの人はどのタイミングで、何をすれば、どう土が良くなる。この辺の流れが、頭の中に整理されているのだろう。私にとっては畑のことだと、この辺がぐちゃぐちゃで、いつも手に負えないで、追われているような気分だ。先が見えていない。先日、出荷の時松本さんから、長ネギの苗を貰った。ネギは草負けするから、私には特に向いていない。まめなきちっとした性格の人じゃないと作れない。そう思う、とついこぼした。じゃ、笹村さんは何が得意なんですか。前田さんから鋭く指摘された。考えて見たが、確かに私がやれる野菜が全くない。トマトだけはと思っているが、これも、人にやれると言えるほどの物ではない。

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