建築許可申請

   

最小限の家の建築確認申請を行っている。ともかく合法的に進めようという訳で、だいぶ手間取っている。申請の建前は、養鶏作業小屋と言う事である。「農家が農業の為に使う小屋は、市街化調整区域であっても、許可される場合もある。」これが、行政の考えだそうだ。実は、昨日9回目役所に行った。1回目は、建築指導課というところに行った。ここで、事の進め方のあらましを教えてもらった。どうも最小限の家という、形ではダメだと言う事がわかった。名前が良くない。養鶏のための小屋はどうかと言うと、これもダメだ、と言う。おかしな事だと思って再度聞いて見ると。何でもダメだと言う事にしているようなので、さらに根拠が法のどこにあるか聞いた。そして、2回目書類を整え事前審査書というのを出した。もし、だめだといった事に根拠が、なければ訴訟しても覆すと強く言うと。あっさり、いとも簡単に、意見を変えて、養鶏なら大丈夫だと意見を変えて。隣の開発審査課に行けと、回された。

ここで3回目は、又、事前審査というのをやれと言う。しかし、隣の指導課に事前審査の書類を出しているから、それでやってくれと言うと、それなら良しとなる。どうも10㎡以下は、開発審査課の対象外と言う事だそうだ。それで、又、指導課に行く。この辺であっちだこっちだで。その日は終わり。4回目。もう一度指導課に行き、隣の審査課では、対象外だから、と言うが一緒に来て、相談してくれと頼む。それで、やっと開発審査課にも改めて、事前相談書類を出す事で、了解。回せば済むのに。事前相談の書類に、農家証明の農業委員の選挙人名簿記載証明がないという事で、再度呼び出され、その事情を又説明して、5回目。6回目は、事前相談後、なしのつぶてなので、どうなったか催促に行く。もう少しかかるが、つまり見に行く時間がないのでのびている。もう3週間も経ったがどうなっているのだと、怒る。早速やると言う事になる。それで、承認されたと言う電話で、指導課に行けとなる。

7回目はもう顔見知りの指導課に行くと、審査課で承認されていないとなる。冗談じゃない。それで一緒に行ってくれると。4月で人が移動。前の人は居なくなる。新しい人が初めからやり直すと言う。驚きと怒り。前の人をここに呼んで来い。となって。呼んで来ると「承認した。」と成る。その書類が居るのだ。しかし、10㎡以下だから書類は要らない。押し問答。そんな事はこっちは関係がない。2時間も揉めた。結局もう一度改めて、事前相談を審査課に出す事になって8回目。その結果。電話で、今度は正式に大丈夫になったからと、3日後に電話がある。そして、昨日が9回目。建設指導課に行く。配置図。と設計図を持って行く。これでは、ダメ。設計事務所に頼んでくれないかと再度言われる。「農家が農作業小屋を作るのに、設計事務所に頼めとは何事か。」自分でどうしてもやると言うと、又書類をくれて、このとおり書いて欲しい。みかん小屋の申請があるから、と参考に見せてくれる。

後何回かかるやら。もう4ヶ月が経った。これでは、自分では出来ないに等しい。この間隣の家で、農作業小屋を建てた。届出など全くしない。舟原には何十と言う、違法の建物がある。しかし、今建てているから、と言っても見に来る事もない。見に来れば厄介な事になるのが、解っているからだ。にもかかわらず、合法的に建てようとすれば、農家の能力では出来ないレベルの事になる。これでは、暗に違法で建てなさいよ。と役所が言っているようなものだ。怖い事だ。
以上が現在進行形の役所仕事だ。私が手間がかかるのは仕方がないにしても、税金で働いている、役人がこれほど無駄に時間を費やしていいものだろうか。

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