小宮農園の夏祭り
昨夜は7月23日に行われる、小宮農園の夏祭りの最終打ち合わせが行われた。ここ2ヶ月毎週行われてきた打ち合わせがついに、最終段階に来た。9時に打ち合わせは終わった。いつもよりだいぶ早く終わった。しかし、何か残っているような気がして、ついつい、夜中まで話し込んでしまった。
夏祭りは4つの柱で計画しています。
1、土偶作り、ヒスイアクセサリー作り、ブルーベリーのジャム作りと3つのワークシップが、参加型のイベントです。
2、屋台村の出現。35の屋台が所狭しと、軒を並べます。
3、夜のフォルクローレコンサート。
4、ブルーべリーの摘み取り体験。
毎年楽しい事間違いなしですが。どの企画も、前例があってやっていることでは無いので、いつも手探りです。特に3つのワークショップは、全てが始めての事で、担当はあれこれ、心配で落ち着きません。
先日は酒匂川に砂岩を拾いに行きました。これで、古代人のようにヒスイを磨こうというのです。石は面白い物です。そのつもりで見ると、全て個性が、顔つきが違っていて、見飽きません。砂岩はどちらかといえば、余り評価はされない石でしょう。庭に飾ろうなどという人はいません。簡単に崩れてしまうし、石とは名ばかりで相当頼りない奴です。これがヒスイというガラスのように硬い宝石を、身を削って研磨できるというところが面白い。そういわれて見直すと、結構、個性が見えてきて、粗度から細度まで色々揃えました。
土偶作りは指導の名人の兼藤さんが、頭を悩ましていて、他の話は上の空状態というほど、難しそうです。しかし、土偶作りは農園主の小宮家の入り口で出土した。重要文化財指定の土偶にちなんだ、今回、一番大切なテーマなのです。22日の前夜祭には既に、スタッフは制作を予定しています。ここでいいものが出来れば、その勢いで、本番に向かえます。多分縄文が難しい。これは、うどん粉でも用意して、上手く跡が着く様にすればいいかな。
ブルーベリージャムは根本さんが念密に計画されているようで、これは心配ありません。
屋台については、搬入が難しい。沢山の屋台材料が、上手く搬入できるかが、今回の山場になりそうです。時間を振り分けたり、駐車場の順番や車の配置が、中々頭を悩ませます。昨年の倍の数が集まり、それは国際色が豊かです。あしがら農の会は、ジャガイモの冷性スープ。と、冷たいきゅうりのスティク。冷やし野菜。皆さん楽しく、計画されているので、楽しめる屋台村になりそうです。この点は万全と言っていいでしょう。
夜の部のフォルクローレコンサートはルイス・カルロス・セベリッチとリッキー・ロドリゲスが来てくれる事成りました。諏訪間さんの手配で、無理を言ってお願いしていただきました。尺八との競演も行う予定です。小宮さんのオジサンなのですが、以前、ジャズのベースとのセッションですばらしい、尺八の演奏をしてくださいました。
夏祭りも、収穫祭も、だんだん農の会らしい形が出て来ました。地域のお祭りが、自治会に押し付けられた、負担感の強いものに成ってきています。しかも、年々担い手が減少し、開催すら危ぶまれるところがあります。
暮らしには祭りは、必要な事だと思うのです。仲間の共感を高めあう場だと思います。地域の祭りが本来の祭りの役割を失ってきている以上、新しい祭りを提案してゆく事が、農の会の役割でもあると考えています。