今年の稲作計画
2016/08/07
4月3日に種籾を浸種しました。9日が苗代への種蒔きになります。
種籾の種類は「アキニシキ」です。現在アキニシキを奨励品種として残しているのは、どうも埼玉県だけになったようです。美味しくないと言う事らしい。
これがよく解らない、私が一番好きなのは、アキニシキです。コシヒカリ、キヌヒカリ、その他作ったお米は色々あるが、やはり好きなのはアキニシキ。それで今年は埼玉でも止めそうなので、種籾があるうちに取り寄せてと思い、お願いして分けてもらいました。半分だけ変えてみるつもりです。
10年自家採取してきた種籾が、変化してきているのです。野毛の付いた籾が増えてきたり、一番困るのは、発芽率がだいぶ悪いようなのです。
それで、今年は半分を取り寄せた物、半分を自家採種した物にして比較してみるつもりです。
種籾を自家採種してゆく場合、私はよく出来たところで採るという事はしません。良く出来た物だけ採取してゆくのは自然の摂理に合いません。普通の所を取ってきました。それが、私の作っている田んぼは相当に条件が厳しい田んぼで、冷や水で田んぼの中で水が沸いてくるような、谷戸田です。日照が短い事がなんと言っても、辛いところです。
しかし、この田んぼにあったやり方を試行錯誤しながら、この2年は7俵は越えるようになりました。面積はちょうど2反です。こんな田んぼなので、稲も危機感を感じて、先祖帰りを始めたように感じたのです。今年はちょっと面倒ですが、取り寄せた種籾と比較してみるつもりです。
作業のあらましをまとめると
4月9日に種をまいて、
5月末に養鶏場の床20袋撒いて、海水を500リットル散布します。
しばらくして粗起し。
6月10日苗採り、代掻き、線引き。2ヶ月の大苗田植えになります。
6月11日田植えに成ります。田植え直後に米ぬかを撒きます。
10月始め稲刈り
おおよそこんなところになります。
昨年秋起しをして、撒いた野生化した菜の花の種が、今咲きそろっています。
この菜の花をすき込む事で、雑草押さえを期待します。海水と、米ぬかも、併せワザです。一時大変だった雑草が何とか押さえられるようになりました。このワザを、技術にすることも毎年の課題です。