石垣で蘭展が2つ開催された。
siし石垣のラン コウトウヒスイラン
石垣で蘭展が二つ開かれた。素晴らしい蘭が展示されていた。以前盆栽展があったのだが、蘭の方がさすがにレベルが高い。昔洋ランが好きで栽培していた。山北には床暖房方式の温室まで作った。自分で交配まで試みた。しかし、鶏の方に傾斜してゆき、洋ランはやめた。石垣で散歩していると、庭でラン栽培している家が結構ある。加温しないで洋ランが栽培できる環境の魅力。石垣島には100種を超える野生蘭があると説明されていた。ただし、この野生蘭は西表を含めて、絶滅の危機にあるらしい。以前、採取業者が取りつくしてしまった種も多いいと言われていた。世界自然遺産申請なのだから、徹底した保護をしなければいけない。
パフィオペディルムのロスチャイルディアナム系統の交配種。温室なしでパフィオペディルムが栽培できるという環境が石垣島である。湿度が高く、15度より下がらないという気温。むしろ問題は夏の暑さ。熱帯の高層湿原にあるようなタイプは難しいに違いない。自生地が標高500メートル以下の系統ものしか、栽培できないといわれていた。確かに石垣島で冷房室でマスデバリアを栽培するなどというのは、ばかげているだろう。
イリオモテラン
石垣には2つのランの趣味グループがあるようだ。同時期に展覧会を開催していた。一つの会は市民会館の展示室で。もう一つの会は大きなショッピングモールで。久しぶりに出会う蘭に心躍らされた。写真のような根の状態である。この栽培は2階のベランダだそうだ。ベランダに鉄骨の枠を汲んで、寒冷紗で覆ってあるそうだ。水やりは朝に一回と言われていた。近所にも似たような栽培場があるが、そこでは水が霧状になって出るように工夫されていた。
穂刈さんと言われる方が、とても美しい栽培をされていた。着生させた形そのものを楽しんでいるそうだ。まだ若い方だった。石垣でのラン栽培の様子を教えていただくことができた。ますます、ラン栽培に引き付けられた。準備をして少しやってみたい。
パピリオナンセ テレス
これも穂刈さんの栽培されたもの。石垣では垣根でも庭でもでいくらでもできるといわれていた。バンダ テレスではないかと思ったが。その点はよくわからないが、いずれも庭で栽培できるなら、やってみたいと思う。皆さん台湾の蘭展に行かれるらしい。このらん展は世界的なもので、何万人も入場者があると書かれている。蘭は台湾の業者さんから購入するといわれていた。台湾で出来るものは石垣でも栽培可能と言われていた。3月に台湾で蘭展があるので行くという方もおられた。それなら、来年は台湾旅行をして、ぜひランを買ってきたいものだ。原種でもバイオ増殖できるので、そういうものが売られているのだそうだ。台湾の南の方で蘭展がある。新幹線に乗ってゆくといわれていた。それにしても石垣の暮らしは多様だ。ますます、楽しみである。