安倍晋三首相の嘘
安倍晋三氏が嘘をついている。たぶん80%ぐらいの日本人が、その様に感じている。自民党支持者が30%として、自民党の支持者の3分の1くらいは安倍氏がどうも嘘をついているらしいと感じているのではないだろうか。この自民党内の少数勢力はなぜ黙っていて、党首に対して異議を唱えないのだろうか。この姿勢が日本を危うくしているのではないか。少数者が自分の意見を言えない状況とは、独裁政権という事にならないか。日本の危機的状況の中で、総理大臣が変わることは危険だという認識なのだろうか。この辺の自民党内の空気が見えない。安倍氏は特権階級を作ろうとしている。そして、自分が特権階級に入れると考える人によって支持されている。安倍政権は保守勢力と、利権を狙う勢力が持ちつ持たれつで、忖度政治を行う構造。こうしてソフト独裁が出来るのだろうか。安倍晋三氏にはそもそも、ウソなどというものはないはずである。都合が良ければ、何でも正しい判断という体質である。
防衛省も、財務省も、アベ政権のそうした本音を見抜いて行動してきたという事だろう。アベ政権は国民というものの分析を徹底して行っている。どれほど大切なことでも、忽ちに飽きるという事だ。日大のアメフト反則が、話題をさらえば、いつの間にか憲法改定という最重要課題すらどこかへ行ってしまう。そんな面倒くさいこと等どうでもいい。あの20歳の青年の謝罪会見に涙ぐむ。私だって少しも変わらない。これが日本人全体の動きになって、日本を変えていってしまう。確かに日本には自由はある。一見何でも自由にできるように見える。ところが、その自由は孫悟空の自由である。世間の流れのようなものが、その場の雰囲気のようなものが、実は方向を作り出している。あれほど、憲法改定を主張していて、自分の政治目的としているアベ氏自身が、今現在は憲法に関して黙している。
安倍晋三氏は嘘付きだから、首相を辞めさせろという声はまだ少ない。嘘をついているだろうとは大半の人が思ってはいる。状況証拠は有り余るほどある。こうなると、いつまで、モリかけだ。アメフトの方がいい。というように目新しい方に流されてしまう。モリかけは確かに飽きるほど長い。しかし、1年以上財務省が国民をだまし続けたという事だけは確かだ。この国会の時間を無駄にさせた責任は、財務省が忖度によって、ウソ答弁をしたことにある。ウソ答弁をした佐川氏は評価をされて栄転をした。佐川氏一人の責任人にして切り捨てて終わろうとしている。
防衛省では日報隠ぺい問題が、連絡の不備程度で終わろうとしている。そして、これから、自衛隊員は日報に本当のことを書く事は無くなるだろう。それが今回の事件の自衛隊の自覚であろう。当然のことであるが、政府が取るべき対応は、今後第3者機関を自衛隊には帯同しなければならないという事だ。報道が帯同できないような危険な場所にはそもそも自衛隊員は行ってはならないことになっている。こうした改革が行われて初めて、自衛隊の文民統制が担保されるのだ。加えてあの国会で適当なことを言い続けた稲田氏の責任は、どこでどう取られるのだ。稲田氏が自衛隊から甘く見られて、適当にあしらわれていたという事だけは、今回明らかになったわけだ。徹底した調査を命じたはずが、出てきた書類をないとだまされていたわけだ。だました方は処分されたようだが、国民にとっては騙されて、嘘をつくことになった防衛大臣の責任の方が重大である。そうか、そのことももう国民は飽きてしまったか。それでもあの稲田氏は、森友学園の顧問弁護士という事実は思い出してもらいたい。右翼はつるんでいるのだ。