7月の自給作業

   

7月1日の田んぼ

今取れているもの、カリフラワー、キャベツ、ナス、キュウリ、ピーマン、パプリカ、トマト、ズッキーニ、トオモロコシ、大根、ニンジン、梅、枇杷、ブルーべリー、桃これは今はお隣の桃になったのだが、1個食べさせてもらった。夏野菜が早くも盛りに入った。インゲンとさやえんどうは作ったのだが、失敗してしまった。キャベツがモンシロチョウの芋虫に盛んに食べられたが、結球部分は何の被害もなく結構よい球になった。玉ごとロールキャベツにして食べている。朝起きるコーヒーを入れながら作り始めて、その日の朝、昼、次の日の朝ぐらいは食べ続ける。先日はジャガイモ、タマネギ、トマトの、カレーを作り、3日間食べた。別段同じものがあるうちは食べ続けても、何の問題もない。カリフラワーも葉はすっかりレース状態mになっているが、白い食べる花芽は結構見事にできている。虫にやられているひどい期間を乗り切れば、何とか食べれるものができるようだ。そういえばナスやもパプリカもカメムシがひどかったが、それを乗り切り今は何とか実り始めた。

7月の主要作業は大豆の播種である。7月8日が種まきという連絡が入った。今年は大豆の畑の場所が変わる。欠ノ上田んぼのそばの3か所3畝ずつぐらいの畑で大豆を作る。元田んぼである。やってみなければどうなるかはわからないが、期待はしている。6月20日にソバカスを撒く。7月2日あたりに耕す。耕すのは2回目になる。雨が続いて今耕すより雨が上がってからの方が良いと延ばしていた。草のないところで種を蒔いた方が良いので、種まき近くに変更した。大豆はハトに食べられる危険があるので、余分な種はすべて苗箱に撒いてそれを捕植に使いたいと考えている。ハトの来る畑とこない畑がある。すぐ傍なのに不思議に違いがある。ハトは来出すとネットを張っても潜り込んでまで食べる。種が余れば、田んぼの畔にも撒いてみたいと考えている。今年はいろいろの所で作り、どこが一番よくできるか。ダイズの生理を十分観察したい。

自然農法や有機農業には憧れと信仰が入り混じる。無肥料が偉い、とか、叢生栽培が一段上だとか、妙な思いが入り込む。そういうのはそれぞれが信条でやればいい。自然農法は美味しいというのもよく言われるが、主観的なことを価値基準にしてはダメだ。正しくは自然農法にも、慣行農法にも美味しい野菜はある。収量で比較する当たり前の世界に置くべきだ。農業名人だけがやれるような農業が、自然農法として主張されるのだ。その為に全く一般化しない。例えば米ぬか除草などいかにも出来そうな命名がされ、主張される。成功事例の発表も多いい。確かにできるのだ。ところが、これを鵜吞みにしてやってみた農家の人が、有機農業に懲りてしまう。誰が行おうとも可能な農法でなければ、農法とは言えない。除草など出来るわけがない、米ぬか抑草と言うべきなのだ。私は自給農業をそういう意味で誰にでもできるものとして、すべてを公開し、いつでも実践を見てもらっている。まだまだ、道半ばであるが、1日1時間の自給農業を是非ともやってみてもらいたい。

今成長をしているのが、大根、トオモロコシ、かぼちゃ、今年の夏は相当に暑くなりそうな予感がする。春から晴天続きで、稲は万全の成長である。この後どんな展開が待っているのか。好事魔多しともいう。巨大台風でも来なければいいが。田んぼは干しをどこで入れるか、入れないか。今気持ちは干しをしてみようかと傾いてきている。稲の生長が良すぎるからである。出穂が8月20日だとすれば、干し田は7月10日ごろになる。毎年のことだが干しはしないで済ませたい。その方が良いイネになる。自然農法で栽培していると、分げつが20本を超えるという事は少ない。出た分げつがすべて穂になると思ってもいい。有効分げつという事。その為に倒れないのであれば、水を張り続けた方が良い。改めて、干し田についてはまた考えたい。

 

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