7月の自給作業

   

上の畑 8号 畑なのだが、山が迫ってきている。こういう変化して行く姿は絵としては面白い。

7月のメインは大豆の播種である。6月に畑を準備して、7月に播く。今年は少し早く6月28日に種まきをしてしまった。6月中に大豆を播いたのは初めてのことだ。小麦との畑の入れた変えの為にはやめた。収穫が早まるかどうかは分らないのだが、昨年、小麦の播種を考えたために収穫を早くし過ぎた。もう一週間完熟させれば、と残念だった。シートで干したのだが、雨が多く、結局豆が痛んだ。それでも、今年の種には、土中緑化法で発芽実験はしたが充分使える。梅雨時なので、また、土日でないと人が集まらないので、早めにやってしまった。早いと、葉ばかりになると言われているが、どうだろうか。比較の為に、家の畑に、7月7日蒔きをやってみるつもりだ。大豆播種機、ごんべいでの播種である。大豆は何と言っても夏の作物なので、草対策である。暑い最中に草取りを頑張らなければ、これで播けば、1反でも2時間程で蒔くことができる。問題は、直播の場合は鳩に食べられる不安である。

今回は、大量の案山子と、糸と、ペットボトル風車を置いた。まだ結果は分らない。やられるのは、双葉が出た後が一番多いい。食べられたり、発芽しなかった所があれば、土中緑化苗を補植する予定だ。並行してやっている土中緑化苗は、10箱ほどである。これを上部に植えるつもりだ。生育比較の為にやってみたい。さらに一番上には4列ほど、土流緑化で伸びすぎた苗を植えた。こうして、色々の大豆が比較できれば、土中緑化法の成果が今年は見えるはずだ。土中緑化の苗には、追肥も何度かやりたいと考えている。土中緑化の苗を植え込むのにはまだ2週間あるから、今日鶏糞堆肥を播いて、耕しておこう。土中緑化の苗がたしゅう出来る理由は多肥と推測している。肥料分が葉に行かないで、実に行くということらしい。今年は思い切って一部に肥料を入れてみる。

田んぼはいよいよ夏の最盛期に入る。現在分げつは10本程度になっている。7月の天候で今年の作柄が決まる。しかし今のところ極めて順調で、9俵の生育は見込めそうな勢いである。分げつは16本までは行くだろう。天候によっては昨年のように10俵に届くところも出てくる感じがしている。田んぼのトロトロ層の形成が昨年より良いようだ。しかしトロトロ層というものはまだ理解できたわけではない。田んぼの変化は水を入れて代かきした日から、1週間単位で変わってゆく。水を入れれてすぐ出てくるのは、ミズスマシである。代かきが終わると、足跡のあたりから、大量のミジンコが湧く。イトミミズが出てくる場所もある。ミジンコが多いと水が濁っていると間違うほどである。それを餌とするオタマジャクシが現われる。オタマジャクシの後は、豊年エビ、その次に、ゲンゴロウやガムシ。しばらくしてヤゴ、モノアラガイ。この頃には、アミミドロ、サヤミドロ。コロガシを入れると、大きな変化が起こる。この生きものの大発生のサイクルをもう少し正確に把握できれば、トロトロ層と生き物の関係が見えてくるはずだ。来年の研究テーマになる。

大豆は家の畑にも蒔いておくつもりだ。大豆の会の参加者が増えても、あるいは大豆畑の収量が少なくとも、対応できるようになっていた方がいい。家の畑の方は、トウモロコシがおしべの穂を付け始めている。トオモロコシは顔を出していない。驚くべきは、まだキャベツや、ブロッコリーを食べている。枝豆がもう少し、ナスは成りだした。キューリとトマトは遅れている。果樹では今年はなぜか、桃が少しもつかなかった。プラムやアンズは少しついている。ブルーベリーは結構実が付いてきた。柿も実が目立つようになって来た。今年も草がすごい。竹藪の切り倒したあとも、さすがにタケノコがやたら出てくる。しょっちゅう竹を取っていないと、もとにもどりそうだ。今年頑張れば、この冬は果樹が植えられる状態になる。蒔いたヘヤリーベッチも実を付けてきたので、来年は期待できる。

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