年間1ミリシーベルトは何ベクレルか
放射能の安全基準で、国の言う暫定基準値キロ500ベクレルがひどく高いということは誰しも感じている。年間の1ミリシーベルト、という従来の安全基準とひどくかけ離れているらしい。従来は、食物からと空間からの影響を加えて、自然放射能の影響を除いて、年間1ミリシーベルトであった。ところが今度厚労省が厳しく見直したということなのだが、食べ物だけで1ミリシーベルトと言うことになった。何か不自然な話ではあるが、「年間1ミリシーベルトは毎日何ベクレル食べても良いのか。」調べてみた。素人計算なので正確さはないのでご承知置きいただきたいが。どうも毎食42ベクレルぐらい食べると、年間1ミリと言うことのようだ。もちろん、この1ミリが大丈夫と考えるかどうかはまた別の問題ではある。結論から言えば私の場合、16ベクレルくらい毎日食べる可能性がある。先日のNHKの食事調査では、その10分の1程度が平均であったので、気おつけていれば何とかなる値のようだ。
食べ物から摂取する放射能は年間に1ミリシーベルトまで。もちろんこれで大丈夫かどうかなど誰にもわからない状態である。せめて、空間からの影響と合わせて1ミリシーベルトという従来の値で考えたい。生きてゆく以上自己判断をせざる得ない。1ミリシーベルトはセシュームで言えば、何ベクレルになるのかということである。本来違う意味のもので、サツマイモをどれだけ食べればおならが出るかのような面がある。単純には計算できないもので、計算根拠には幅があり、2万~8万ベクレルである。体内被曝の算定根拠が違うらしい。排出能力や、免疫力、年齢もある。中を取ったようなおおよそ5万ベクレルと言う値が出てきた。どうせ1ミリの基準があいまいなものだから、厳密な必要はない。5万ベクレルあたりと言う感じで十分であろう。セシュームに限定していいのかも、別問題としてあるが、あくまで生活を考えた、おおよそでの計算である。
水は現状では0,2以下と言われているので、0,2ベクレルなら、年間の飲水量で50ベクレルぐらいになる。年間私は、お米を60キロ食べる。もしお米に10ベクレルあれば、600ベクレルを主食で食べることになる。先日の小麦は67ベクレルだったので、これを年間10キロ食べたとして、670ベクレルになる。魚は高いようなので50ベクレルとして。年間70キロ食べたとして、3500ベクレルとなる。野菜は殆ど不検出なので、5ベクレルとすれば、年間200キロ食べて1000ベクレル。水と、小麦と、お米で、野菜、魚、の総合計が、年間6000ベクレル位、0,14ミリシーベルト程度を取り込む。幅を考えると、0,1から0,2ミリシーベルトと見ておけば良さそうだ。
現状では、食べ物からの放射能の取り込みは、高い数値で計算したばあいで、年間0、2ミリシーベルト。呼吸からの取り込み、空間線量からの取り込みなど、まだ他の放射能の影響要素があるから、本来の基準で言えば、残りが0,8ミリシーベルトあるということになる。 現状のこのあたりの0,05マイクロシーベルトの毎時空間線量位と見ている。空間線が0,1あると年間1ミリになるとおおよその計算があるので、その半分が舟原付近として空間からの影響が年間0,5ミリシーベルト、食事と併せても、私の場合自然放射能や、医療放射能を除いて、最悪0,7ミリシーベルト程度となるのではないか。自然放射能が神奈川県では、0,8ミリシーベルトと言う。全国的に言えば、0、2ほど低い。ということは食事から取る分くらいは、神奈川県は低い。同じ位が原発放射能の影響となる。計算しておけば意味は理解できる。あとは不安に暮らさず、免疫力を高める暮らしをする。