2011年の田んぼが終わる。
昨日、籾すりが終わり今年の稲作は終わった。お米の分配もできた。10家族が、112キロづつである。収量が1168キロ。2反5畝なので、7,79俵であった。今年は田んぼに気持ちが助けられた。田んぼに入り、草取りをしていることで落ち着くことが出来た。田んぼが無ければどうなっていただろう。土にへばりついて生きている。これが支えであった。無事収穫までこぎつけたことは、大きな感謝である。田んぼの仲間も呼吸が合い。それぞれの役割が果たせた。あと10年田んぼが出来れば嬉しいことである。
2011年耕作日誌
3月27日 籾洗い
4月3日 土ふるい
4月17日 種まきセルトレー288穴 200箱あればいい。30箱余分。一つの穴に、5粒平均でまく。
6月2日 あら起こし丁寧に、周囲を十分に掘る。水漏れが減る。
6月3日 4日 代掻き。何度もやりすぎ位に行う。
6月5日 線引と田植え 苗が小さい。
6月後半から7月に掛けて、ころがしが続く。稲の生育は良い。病気などない。稲水ゾウ虫も全く出ない。
7月梅雨が目立たないまま、夏が来て暑い日が続く。葉色が例年のように濃くならない。ツトムシも全く出ない。
7月24日草取り 後半は低温と日照不足で梅雨に戻ったよう。
8月5日走り穂 水は間断潅水を始める。分げつは例年より少し多い。このあたりから又暑くなる。 猪が出る。わなを仕掛ける。
8月9日少しづつ出穂 下の田んぼから始まる。水温の高さによるか。全体に生育にムラがある。
8月14日下の段出穂 周辺にイノシシが出る
8月16日中・上段出穂走り穂から10日で70%出たことになる。
8月20日穂ぞろい
8月22日猪の皮を周辺に置く。その後収穫までイノシシは来ない。
9月18日田んぼ研究会 豪雨によって倒伏が起こる。稲の状態は悪くない。
9月25日台風により半分近くが倒伏
10月9日10日稲刈り 倒れていたために、急きょ8日から始め、二日がかりになる。
10月19日脱穀を行う、9時から5時30分までかかる。収量は少し少ない感じ。
10月22日籾すりを行う。
1家族が112キロ配布になりました。地主さん5キロ+5キロ、Kさんに10キロ、測定用に2キロ。手伝いの方に、3キロづつ×2=6キロ、種籾が20キロ、合計が1168キロ。反収は7,79俵
経費は、1家族7500円。10家族だから7500円と言うことになる。経費は過去最低を記録。
全体での活動日は12回。ただし、稲刈りは2日に成る。
反省点
昨年の1300キロには及ばなかった。いくつか原因は考えられるが、後半これから粒張りが増すというところで、台風で倒れてしまったことが大きな痛手になった。倒れたまま1カ月以上あったので、駄目になったお米も結構あった。干し田の問題が一番大きかった気がする。秋まで水張りを続けるという考えを状況も考えずに、こだわり続けたことは良くなかった。もう少し土壌の状態を田んぼに入り、判断しなければならない。上の田んぼで冬水田んぼの実験をする。なおさら、土壌の状態を注意深く観察をしたい。
課題
藁を堆肥にして入れるこの影響。チェーン除草の効果の見極め。冬水田んぼの経過観察。
昨日の自給作業:籾すり3時間 累計時間:32時間