米粉を挽く
写真は美しい久野里地里山協議会のものを転載させてもらいました。
美しい久野里地里山協議会で、製粉機を購入した。米粉を挽きたい、と以前から考えていたのだが。良い方法が無く行き詰まっていた。里地里山協議会が蕎麦づくりをするというので、製粉機の購入を行うことになった。協議会では県で行う蕎麦づくり活動に、2年間協力している。蕎麦の種まきに始まり、蕎麦打ちまでの活動である。横浜川崎の方から、大勢の親子連れが楽しみにしてやってくる。その活動を行う中で、製粉機があればということになっていた。久津間製粉という蕎麦の大きな製粉工場が久野にはあるのだが、大きすぎて少量の蕎麦を挽いてもらうことが出来ない。そんなこんなもあって、県の補助金が購入金額の半額以下ならもらえることになった。あれこれ検討して、立派な機械を購入した。それで、費用の一部は利用する各団体も拠出することに成り、農の会も2万円を拠出した。
一度長野の会社から説明に来てくれたのだが、まだ十分理解ができなかった。一度、どなたかが使う時に見せてもらえないかお願いした。しばらくは使う人が無いということだったが。米粉を挽くなら指導してあげるということになった。16日が会のつつじ畑の草取りなので、その日の午後に行うということになった。玄米10キロと白米10キロを用意したのだが、玄米で上手く挽くことができればそれで目的が達成できる。これが意外と簡単に出来てしまった。さすが機械である。これなら麦もできる。醤油の時麦を砕くのも簡単に出来るのかもしれない。なかなか力のある機械だ。粉は3段階の大きさに振るわれる。この振るう網が目の大きさで入れ替えが出来て15,000円もする。最初に一番粉が真っ白に出てきた。2番粉は小さな粒粒。3番粉は粟を少し小さくした位に砕けてきた。
作業を繰り返してゆき、1時間30分ほどで、10キロが出来た。あらい粒はおせんべいにいいのではないか、というので差し上げた。細かい粉でパンを作ってもらうのが、主目的である。大礒のAさんにお願いした。我が家では、早速お好み焼きを食べた。これが美味しい。これなら本格的に行けるというものだ。今度うどんも作ってみるつもりだ。利用価値は高い。米粉を挽くのに、一度洗ってから乾かす。と皆さん言われる。汚いということなのだろうか。他にも意味があるのだろうか。小麦粉がそんなことをしていないのだから、お米でもそのまま挽いて何か問題があるとも思えない。
粉食文化がいいものかどうか。疑問もある。しかし、お米の利用を広げ、田んぼを維持して行くということはとても重要である。田んぼが無くなった時に、日本は日本で無くなる。米粉ではお好み焼きを作った。これが美味しい。小麦で作るとはまた別の味わいがある。もっちりする訳でもない。膨らまないとかいう訳でもない。米粉料理は小麦で出来るものはすべて可能と言っていい。その他やってみたのが、水餃子。粉に片栗粉を少し加えて、湯漬をしながら粉を練ってみた。この次はうどんとかピザとかパスタをやってみたい。確かにせんべいも良いだろう。お米の利用法が広がればと思う。