湘南タッズの状況2
27日日曜日午前中は土振るいの作業を行った。田んぼの苗土である。4号古墳のまごのりさんの圃場の土を頂いた。作業は一日かかるところだったが、昼ごろ雨が降りだしたりして、急遽中止になった。それならということで、急いで湘南タッズまで駆けつけることにした。一緒に居た、岩越さんや山室さんも行ってくれることに成った。収容する犬舎を広げるということで、大工仕事の手伝いがいるということだった。知り合いの大工さんにあちこちお願いしたのだけれど、他の仕事が入っていて、それも春休みの間に終わらせるという仕事で、どうにも動いてもらえる人がいなかった。作業は今日明日にでもすませなければならない。心配しながら出かけてみたら、すでに立派な建物が、出来上がりかかっていた。以前ドックランに成っていた場所に、3連の長屋のようになっていた。
タッズさんの呼びかけで、全国から応援が集まっていた。7人ほど働いていたので、素人が手を出すのも邪魔な状態でもない。補助の仕事があれば、手を貸す程度であったが。最後の頃には少しづつ作業も手伝えた。緊急事態なので、全体のコーディネートが難かしい。有難迷惑すれすれ状態もままあるようです。背景が善意なだけに、管理者が相当に大変だと思うので、手伝いに行く人は配慮を十分行ってください。5時過ぎにドアを残して、完成した。中に全国から送らてきたケージを並べて、立派な犬舎が出来上がった。大きなケージが30くらいは並べられた。出して遊ばせる場所も2か所で来た。「UKC JAPAN」のドックレスキューがこの活動を支えている。出来上がった犬舎も早速掲載されているので、見てもらいたい。犬の世話にも10人ほどが集まりこまめに動いていた。犬の美容師さん達なのか、カットをしたり洗ってあげたりで、充分の世話が出来ていた。
タッズさんたちは、すでに今晩はまた福島に行かれるということで、準備をされていた。福島にまで出かけて手伝うこともかなわないので、行けるときには犬の世話に行きたいと思っている。これからは長期戦に成るだろう。救助した犬たちが落ち着いてくれるまでが一仕事である。飼い主と引き離されて、心配でたまらない犬たちをどのようにケアーして行くか。静かで暖かい環境を作り出さないとならない。被爆した犬たちは、獣医さんに診察してもらった上で、連れてきて別の隔離された部屋に入れてある。健康には全く問題ない状態。この活動にはすでに様々な中傷があるらしいです。何も動こうとしない人たちは、動いている人たちにやっかみ半分で、理屈をこねまわし、水を差します。常に犬ねこレスキューにはそうした人たちが付きまといます。デマに惑わされないようにして下さい。UKCの社団法人としての信用の基に動いています。
タッズさんに伺った方針をお伝えしておきます、「こうして犬舎も出来たので、一時預かりはもうしばらく見合わせる。」ということです。沢山の申し出くださった方には待機していて下さい。犬たちの状況が安定するまで待って下さい。そして、犬たちの状況が落ち着いたならば、飼い主さんとタッズさんと一時預かりして下さる方と、十二分に意思疎通をした上で、タッズのスタッフが届けるとことを基本にするそうです。普通のレスキューと今回は違います。便利な犬の斡旋と考えるような人には、絶対に犬のお渡しは出来ない。被災された飼い主さんには犬が命綱のようなものです。それをお預かりするという重要な役割なので、やたらな方にお願いはできないと言われていました。何千、もしかしたら何万の犬が被災した訳です。出来る限りのことをしたい。