芋の収穫

   

芋はあれこれ作っているが、今年は総じて良くない。ほどほどに出来たのが、田んぼに作ったタケノコ芋くらいだった。販売に回す量、質があるほどに出来た。沢山あるので種イモの保存もやってみた。陽だまりの場所に1メートルほどの穴を掘る。そこに麻袋に入れた種イモを入れた。麻袋にももみ殻をいれて、種イモがくっ付き合わないようにした。袋を入れてから、周辺にももみ殻を入れて、袋がもみ殻で視えない位にしてから、藁で山を作る。その上から土をかぶせた。印に中央に棒を立てたら、土まんじゅうのようになり、なんとなく縁起でもない雰囲気になった。いつものサトイモの種イモの保存法は一株残して、その上に土をかぶせておくだけだ。それで十分に種イモは腐らない。小田原の寒さがその程度のものということだろう。サトイモは作りやすいのは良いが、それほど食べるものではない。

保存を連続失敗したのが、台湾芋。多分熱帯の山いもだろう。生育は旺盛で夏場は良い。栽培はいたって簡単。虫も来ないし病気もしたことがない。味も粘りが強く、濃厚なものだ。問題は種イモの保存である。今年も試すつもりだが、まだ簡単な方法が思いつかない。袋に入れて、寝室につるしておく。去年はこれで安納いもの保存に成功した。どうせまた安納いもの保存をやるのだから、一緒に保存してみようかと思っている。台湾いもは2,3株はほしいものである。以前、ハウスの隅に植えた時はそのまま越冬が出来た。サツマイモは不作であった。今年は安納いもだけを作った。出来が悪かった。何故か、草に負けた。さつまが草に負けるとは驚いた。いつもは放任で草負けしない。薩摩芋を春暖かくなってから、一箱の苗トレーに植え込み踏み込み温床の上に置いておく。いくらでも芽が出てくる。これを畑にさして、周りに藁を敷いておく。それだけでいつも食べきれない。ところが今年の安納いもは掘り起こして、充分な量がない。食べたがそれほどの味でもない。やはり種子島のものなのか。どうもさつまは土地を選ぶようだ。

一番食べるのは、ジャガイモである。好物のひとつである。ジャガイモ主食の日があっても良い。じゃがいものグラタンは、ナンシ―でフランス人学生が持ってきてくれて、忘れられない。春じゃがも秋じゃがも作る。今、秋じゃがを掘りながら食べている。食べるときに掘るで、春までこのまま行く。好きにもかかわらず、上手にはできない。結構多肥な作物な気がする。植えたらそのままだから、駄目でも当然かもしれない。種イモの更新をしないのもいけないらしい。以前アンデスでやった時は、春、秋また春と連続して、作ってうまくいったが、味的に好みではない。男爵の方が好きなので止めた。男爵では連続は無理なようだ。デジマのように秋じゃがを春作る方がまだいいと聞いた。1キロが10キロにならなければ、駄目だと農家の方に言われた。恥ずかしながら5キロになったことすらない。1畝作れば70キロになるはずだ。コンテナ3箱である。3畝作ってそんなものである。春じゃがは少し本格的にやってみたい。

今年の夏の極端な暑さが、どの作物にも良くなかったようだ。暑過ぎて消耗してしまい、肥大しな飼った気がする。芋類は肥料のタイミングが重要な気がする。植え込む前作をどう作るか。前作に充分堆肥を振るぐらいに、豊かな土に無肥料で育てる。そんな気がする。それほど肥料がいらないと言われているが、普通の量取るには肥えた畑の方がいい。土質を選ぶということか。追肥や直前に肥料をやるのも良くないようだ。天候に左右されやすいという気もする。乾き過ぎがともかく良くないようだから、藁を敷くのは効果が高いかもしれない。芋類はついほったらかしになる。果菜類に比べると地中で損をしている。来年は少し力を入れて見よう。種イモの更新から始めよう。

12,4の自給作業落ち葉かき1時間 累計時間8時間

 - 自給