南足柄市文化会館閉鎖
92年に開館した南足柄市文化会館が、突如閉鎖する事になった。年間3千万円余の赤字補填をしているうえ、古くなった照明・音響設備のリース更新に4億円かかる。高価なピアノも売却らしい。市長が記者会見で2年後に「当分の間」休館にすると発表した。議会ではまだ決まった事ではないとしている。隣町の事ではあるが、小田原市民にとっては、大いに利用させてもらってきた施設の閉鎖である。私などは、小田原の市民会館に行った数より明らかに多い。駐車場も完備した立派な施設である。駅から近く歩ける。何故こう言う事になってしまったのだろう。残念だし、驚きだ。確かにフジフィルムの企業城下町の南足柄としては、起こるべくして起きた事なかも知れない。税金の70%がフジフィルム関連だと聞いた事がある。閉鎖と言う前にやれることがなかったのか、本気で残念である。
南足柄市の職員の月給は、県内の市町村では一番の給与水準となっている。平均給与額が50万円を超えている。それでいてあれこれ閉鎖。市民プールが閉鎖され。駅前の図書館も閉鎖すると言うので、本を貰いに行った事があった。そして今度は文化会館も閉鎖する事になった。他にも地域の公民館を閉鎖して、底地の売却。行政のサービスセンターなども閉鎖される。小田原市でも他人事とは到底思えない。小田原では駅前の大きな再開発も予定されている。閉鎖された地下街の再開問題もある。同じくホールの建て直しも緊急課題である。状況としては、今行うような時期ではない。今まで小田原評定で先延ばしにしてきたのは、大いなる先祖伝来の知恵が宿った。このさい先送りが一番の選択である。日本経済の質が変化を始めている。麻生政権が無理やりの最後っ屁のような15兆円をばら撒いたから、小田原市も電子黒板を買うらしい。黒板で勉強してもらえば充分である。
ホールについては、南足柄文化会館を小田原市は共同利用させてもらえば良い。当分の間でも、そう言う事にする。その間に合併論議が進めば、同じことだ。4億円の修繕費の半分は出す。その後の管理運営費も半分は出す。名前もあしがら文化会館ぐらいにしてもらう。大雄山線もあるし、車の人ならかえって便利と言う人が多いはずだ。一番の問題は、面子と言う事になるのだろう。しかし、今はそういう状況ではない。緊急事態である。今後も経済が良くなるなど考えにくい。市町村合併については、こういう文化面の合併からだ。ピンポン外交と言うのがあった。先ず文化面で、共同して行く。文化祭などから、あしがら総合文化祭など企画するのが良い。一方に、明確な小さな久野コミュニティーの再生を打ち出す。広げる分だけ、細部に力を入れる。久野が里地里山地域として、くっきりと独立して評価される。各地域が、それぞれの特徴で一目置かれる地域になる。
ついごみの話になるが、ごみは行政単位を超えて、広域処理することになっている。これは、民主党に成って変わる可能性がある。25%CO2の削減だ。ごみと言う性質から言えば、広域処理はおかしな事だ。本来ごみは小さく処理した方が安上がりだ。一番は家で処理をして出さなければ、ただ。遠くまで運べば処理費が上がる。大きな焼却場を作れば、建設費が膨大になる。これは基本だ。ただし、広域化するしかないような、医療系のごみなどは別。県に1つぐらいの処理場で処理する。これからの時代。生ごみは出来る限りごみとして出さない。出すにしても燃やさない。ごみの処理費の半分は生ごみ関連。生ごみは運ばない。各地域で小さく堆肥化する。どうしても燃やすしかないごみだけは燃やす。面倒だからお金で解決する。つまり、何でもかんでも溶融炉で燃やす。こう言う考えは通用しなくなる。
昨日の自給作業:草刈 累計時間:12時間