味噌貯蔵庫の建設
2016/04/05
味噌蔵貯蔵募集
今年も、大豆の収穫が近づいてきました。
年々温暖化が進み、美味しい味噌を作る為には、
夏場の旅行さえためらうようになっています。
すずしい本格的な味噌蔵、貯蔵庫を作ることが、必要になってきています。
味噌作りをする小宮旭園の一角に、貯蔵庫を掘る計画を立てております。
巾一軒奥行き5メートルの穴を掘り、トンネル式の半地下倉庫です。
味噌だけでなく、種芋や、ショウガコンニャクイモなども保存できます。
総工費が、30万円かかります。
その資金を捻出するために、利用者の事前募集をします。
条件:15年利用する、味噌蔵15年会員を1万円で募集します。
同時に、味噌蔵一年間会員も1000円で募集します。
但し、資金が集まらない場合は、計画の中止もありますので、
奮ってご参加をお願いします。
☆12月か1月に4日間ほど、穂田さんの指導で、建設を行います。
こちらへの参加も宜しくお願い致します。
これは農の会の会員向けの企画。最近我が家の自慢の味噌が、熟成された味にならない。折角、丹精した大豆で、麹も愛情を込めて育てて、本格的に仕込んで、楽しみに一年末。それがどうも以前ほどでない。置いてある場所は、我が家で一番良いと思われる場所だが。それでも、さすがに夏が暑い。例年に無く暑い。さらに暑い夏になりそうだ。そこで子供の頃育った家の味噌倉を思い出した。たくあんやら、白菜付け。小麦、お米。そして味噌。みんな保存してあった。半地下の高い所に小さな窓のあるだけの、6畳ほどの部屋だった。部屋の3面が棚。棚のない一角に大きな釜やら、樽が並んでいた。中央部に、塩鮭や昆布が吊るしてあった。今思うと、北海道のお弟子さんと呼ばれていた人が送ってくれた物だったのだろうか。そう今思い出したが、蕎麦やら小豆もあった。味噌蔵から出たとなりに、石臼が設置してあって、そこで、よくおばあさんと蕎麦を挽いた思い出がある。
味噌蔵は本来土蔵であろう。しかしこれからの気候では土蔵でも温度を一定に保つのは容易ではない。そこで、穴倉を作ってみたいと考えるようになった。利用しなくなった、トンネルを保存庫にしている例がある。温度が安定していて熟成させるような物にはいいらしい。廃棄トンネルで漬物生産とか。焼酎の熟成とか。色々聞く。穴倉に物を保存してきた。芋穴を掘るのは山梨では普通の事だった。これを小宮さんに相談した所、早速やりましょうと言う事になった。小宮さんは反応が早い所が素晴しい。広い園内をあちこち適地を探して、結局一番いい、コーヒーショップの脇と成った。これなら、味噌を仕込んでそのまま蔵に納めて帰ることができる。折角だから、入り口はちょっと感じのいいものにしたい。もちろん断熱材で、二重の扉にする。内部の構造は奥行き5メートル。巾一軒。天井高1,5メートル。中央通路部分の掘り下げも考えられる。
味噌作りの会は多数存在するだろうが、種蒔きから、保存まで完璧にやろうと言うところはまずない。味噌と米さえあれば、何とかなる。味噌は大切な基本食材。大豆の会は、年々良い集まりになっている。この集まりが今後より深いもになるには、味噌蔵の設置は不可欠だと思っている。そしていよいよ、醤油作りを加える。今年の実験している醤油も、醤油らしくはなってきている。稲刈りも終わり、小麦つくりに入る事になる。すこしづつ、環境整備が進んでいるのが嬉しい。
昨日の自給作業:稲刈り9時間 累計時間:17時間