セルトレー稲苗作り

      2016/08/11

あしがら農の会の通信にセルトレーを利用した、稲の苗の作り方を書いた。来年やって見たいと言う事だったので、もう少しここに詳しく書くので、参考にしてもらえたらと思う。

農の会の稲作の基本は、手植えになっている。最初は田植え機でやっていた。田植え機も持っている。しかし、機械の方が時間も、手間もかかる、と言う世間に言っても、信じられないようなことが起きた。その他もろもろあるが、ともかく続けてくると、手植えがいいという事に落ち着いた。5畝の苗床を作って、各田んぼが集まり、種まきをしてきた。しかし、手植え以上に苗採りが大変と言う事が起きた。田植えはどうしても日曜日にやる。すると、苗採りは金・土曜となる。人が集まらない。田んぼの方も、線引きの準備がある。ここを少しでも楽にする為に、セルトレーで作って見ようかと考えた。

200穴から300穴のトレーで作る。今年は100枚やった。100枚で11.340円。2万株あれば、尺角植えで、2反がまかなえる。舟原の来期は2.5反で5万株の予定。数がおかしいように見えるが、舟原では24センチ角植えにしている。理由は水温が低い、又ヒエ対策の為に8センチ以上の深水を続ける。初期分結が取れない。株間に隙間が多いとコナギが生える。雑草対策の為と、収量を上げる為に、24センチ各植えに落ち着いた。そこで、5万本必要。実は田んぼの面積も。株数がわかるとかなり正確なものが、計らずとも出る。坊所田んぼは測らないが、測量結果と同じ正確に2反だった。

トレーには山の赤土を入れる。肥料分は全く無くてよい。運んで前処理などはいらない。そのままトレーに入れればいい。晴れていれば、土の取れるところに出向いて、その場で種蒔きをすれば良い。
1、土はトレーの上でフルイで振りながら入れる。
2、平らない板切れで土を軽くならす。上から他のトレーで押し込んで、軽く土を凹ます。
3、そこに、種を3粒前後蒔く。3粒というと、どうしても3粒以上になる。しかし発芽率が、塩水選をしないので、良くて70%と考えて、これで2から3本立ちになる。
4、種蒔きが終わったら、土を更にかぶせ木のヘラで均す。そして軽トラの二台に積み上げて置く。10段ぐらいに積み上げて問題がない。

時間は5人で5時間で、トレー100枚が蒔き終わった。初めての事で、試行錯誤しながらで、この時間なので、来年は多分短縮できるだろう。テーブル上の作業を、椅子に座って行うので、時間の割に楽だった。

5、種の撒かれたトレーは水の来る田んぼに並べておく。大切なのが、田んぼの土の準備だ。ここが良く出来ていないと、いい苗が出来ない。田んぼの土には、冬の間によく発酵している養鶏場の床(鶏糞ではない)を均一に蒔いておく。量は1畝で50キロ。を2回。田んぼの他の部分よりは多く蒔く。
6、トレーを並べるベットを作る。土の乾いた日に細かく耕運する。ベット状態に地面を一段上げ、水平が取れるように準備する。水糸がないと出来ない。この点では今までと同じ。
7、周辺に水路で回し、水遣りの為、水位の上げ下げが自由に出来るようにする。
8、ベットの土にめり込むようにトレーを並べる。ただ置くのでなく。全体を覆う板をかぶせ体重をかけ、めり込ませる。土と必ず密着させる。
9、並べた上にはすずめが来ないように、ネットを張る。ネットを張らず、パオパオをかぶせて、保温を兼ねて行うのもいい。
10、発芽したら不織布に芽が絡まない内にとるか、最初から両側に棒を並べ、浮かせる。いずれ取るタイミングはスズメと相談。
11、水は、朝晩水路に入れて、水やりを行う感じで発芽させる。初期は田んぼの水が冷たいので、温める形で水路を迂回させ、水を貯めておくの方が良い。
12、セルの下の穴から、田んぼの土に根は伸びてゆく。出来れば、5葉期まで置いて、田植えをしたい。その為には種蒔きは6月1週の田植えで、4月第2週になるか。

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