水田雑草について

      2016/08/10

舟原田んぼはヒエが少ない。これには助かる。理由は田植えから1ヶ月の深水にある。8センチ以下の所がないように、している。ヒエについて深水が技術化されている。但し、初期成育、あるいは分結不足に、初期からの深水がどう影響するのかは、よく分からない。隣の田んぼのおじいさんに、草はないでしょう。と話したら、確かに草はない。草は、ない。と2度言われてしまった。初期成育が、1本植えだし。みすぼらしいのだ。コナギ対策の技術化はどうか。これに、今年少し見えてきたことがある。自然農法センターの考えがヒントになった。「土が良くなれば、草が出なくなる。」これだけ取れば単純な話だ。おかしな理屈だ。草が出ないような土が、何故良い土だ。こういうワザ的な言葉が、支配しているのが、農業分野だ。

良い土とはどんな土を言うのか。実証的に言えば、水を入れると、すぐトロトロ層のできる土、と言っていいのだろう。このトロトロ層というのも不思議な状態で、田植え1ヶ月の事と考えるべきだと思っている。その後又田んぼの土は状態が変わる。とろとろ層の中は生き物で豊かだった状態から、静かな休眠したような世界に変わる。これは冬水田んぼでも、7月に成れば、土の感じが変わるのは似ている。水温が上がり、「ウテタ」様な状態になる気がする。その辺は抑草とは直接は関連がないので、大切な観点は、トロトロ層では何故、草が発芽しないかの方だ。このヒントは耕運しないと何故、ヒエ、コナギが出ないのか、これが解明できれば、同じ事だ、と思う。農の会ではここから実践的に不耕起機械田植えの研究に進んでいるようだ。と言うのは先日のその集まりに出れなかったので、後で聞いたのだが、皆で取り組むことになったという。

トロトロ層は微生物が作り出す、ようだ。いわば田んぼの土が発酵を始めたような感じだ。発酵型土壌と、腐敗型土壌とどう違うのかは、微妙に似て非なるもの。どちらも、抑草には効果がある。しかし、稲の生育に問題が起き難い方が、発酵型。匂いが違う。臭いドブ状のにおいは腐敗。どちらも有機物の分解に伴い起こる。有機物が水と温度で、分解を始める。水の溶存酸素が、影響する。酸素不足になると、腐敗する。当然良い土なら、発酵能力が高い。これを自然農法センターでは指摘しているんだろう。良い土は含みこむ力が大きい。有機物が大量に入っても、良い発酵に進む。慣行農法の田んぼは、当然腐敗も発酵もしないから、トロトロ層も出来ない。と言ってない訳でもない。出来ることはできるが、有効に作用するほどにはなりにくい。トロトロ層で、種の発芽がしないことは種がトロトロ層の中で、沈降してゆくと言う想像と、微生物の作り出す、何らかの物質が、発芽抑制をする。と言う想像ができる。

そこで、不耕起田んぼでも草が生えない理由。全くの推論だが、草に対して発芽を刺激し、発芽をスタートする何かの作用がある。水が来る。気温が高まる。物理的な刺激。光の状態の変化。稲の出す何らかの物質。そして、総合的に代かきによる土壌の変化に伴い起こる、何らかの刺激が、発芽を促すことに成るのではないか。その刺激がないと、種は発芽というスタートが切れないのではないだろうか。不耕起田んぼでは、かき回さないために、何かが不足して、発芽しにくい状態になる。種が落ちて、冬の間、乾いた田にある。本来なら、湿地状態に落ちる。そして春待つ。たぶん何万分の1の条件の揃った奴だけが、発芽を始める。大変は枯れ死ぬか休眠にはいる。ウゥー・・・分からない。何とも分からない。

 - 抑草法, 稲作, 農法(稲作)