お茶摘みが終わって
2016/08/10
お茶畑の一回目の草取りが終わった。赤ちゃんまで入れて、23名の参加だった。12時半に終わった。今回は、お茶の木を刈りつめて、低くするのが主な作業だった。根本さんと、中原さんと、笹村で交代でやると言う事で始めた。根本さんが、50%、中原さんが、30%、笹村が、20%ぐらいやって、終わった。つまり、根本さんは全部をやったと言う事だ。二人一組でやる作業だからだ。しかも、エンジンのついた、重たいほうを、上に持ち上げた姿勢で、全部をやってくれた。それでも、終わってから刈り込みバサミで、機械の刈り残したところを、全部まわって刈っていた。疲れた様子が無かったから、日頃の鍛錬の違いが身に染みた。と話したら、年齢が違うと言われた。まぁたしかに認める。最近怪我の治る時間が、随分掛かるようになった。
晴天に恵まれ、気持ちの良い草取りだった。周辺の草刈もほぼ終わり、畑の中の、つる草採りも完全に出来た。立派なお茶畑になった。ことしは、極端な暖冬、低温と雨の春。摘み時が定まらず、困りました。9日が農の会の手摘み作業としてはいい日程だった。下の畑が、生葉180キロ。えびちゃんが一人で10キロ。12日は摘みやすいが少し大きくなりすぎた状態だった。上の畑で、240キロでした。山條さんが一人で、10キロ摘みという新記録でした。これは、昔の手摘みの農家の平均値だそうです。全体で、1日240キロも新記録でした。参加グループ数は、9日が、21グループ。50人ぐらい。12日は27グループ総数は100名沢山の子ども達で、楽しく、事故もなく良かったです。私の家では、22キロ生葉を摘んだ。一年のお茶が確保できた。
今年は、お茶工場の手違いもあり、返金があった。それでいつも借りている。刈り込み機を購入したいと思っている。刈り込み機があれば、農の会で新しくお茶を始める人がいても、使うことが出来る。問題はお茶の販路だそうだ。今晩相談する事になっている。農の会は、新規就農してきた人と、市民的に自給農をする人。そして購入したり、時に作業に参加したりする。つまり、お茶摘みだけに参加したりする人で構成されている。誰にでも分かる事は、この3者の関係のとり方が、難しいと言う事だ。3者とも同じ方向が確認出来れば問題ないのだが、沢山の人が居るのだから、一人ひとり、若干の方向の違いが出てくる。これがもっと大きくなれば、栽培基準の検査すら必要になるだろう。つまり、大きくなる事はいい事だけではない。
海さんが代表になるにあたって、「田んぼの会」「大豆の会」「お茶の会」これを農の会にしようという提案があった。皆も了解した。では、それ以外の活動は、特に「宅配」は大きな部門だろう、と言う事になった。さらに、それ以外はサークル活動と言う事で提案された。よくは理解されないまま、現在に到っている。お茶摘みに参加する人にとっては、お茶摘みが、サークル活動と言えば言えるのだろうから、農家の人とは距離が違う。お茶摘みを農の会としての主活動として、とらえ支える人が居ないと成立しない。ではお茶の会は何なのかといえば、まさに農の会の設立主旨そのものだ。耕作放棄地を少しでも減らす為に、市民が農業に参加してゆく。根本さんは仕事を休んでまで、支えてくれている。皆が帰ってしまったお茶畑で、一人刈り込みバサミで、黙々と刈り続けていた。