畑の準備

      2016/08/10

夜の内に雨が降り出した。昨日はもうぎりぎりまで、走るように畑の作業をした。雨が降ると思ったので、苗をたくさん植えた。大豆の会の畝立ても終わった。水がついても大丈夫なように、田んぼの畦のように高畝にした。誰かが、何でこんなに早く大豆の準備をするのか、と言われた。それは、私も思ったことで、誰でも同じ事を考えると見える。7月半ばに大豆は定植する。今から2ヶ月の間に草だらけになるだろう。去年もそうだった。そう、近々田んぼに水がくると言う事なのだ。水が来たら、すっかりぬかるんでしまい、にっちもさっちも行かなくなる。それでこんなに早くに、大豆畑を準備したのだ。昨日のうちに松本さんが耕運機で綺麗に耕してくれていた。お陰で随分楽をさせてもらった。人数も8人いたので、たちまちに終わってしまった。時間に追われていたので、あり難かった。

早く終わらせて、家の方のトウモロコシやら何やらを植えつけなければならなかった。トウモロコシは今年はちょっと力を入れている。200本以上の苗を作った。去年のそらやさんの見事なトウモロコシで、子供の頃を思い出したのだ。子供の頃お婆さんが毎年作ってくれた。夏の間。毎日食べられるように作ってくれた。それで風呂焚き当番だったので、風呂焚きの時に、トウモロコシを焼くのだ。これがおいしかった。何であんなにおいしかったのか分からないのだが、その後もあんなにおいしいものを食べた事がない。今作ったところで、あのトオモロコシが食べられるわけではないが、毎年挑戦はしてきたのだ。去年そらやさんは早作りをした。6月中に収穫したと思う。虫が出ない内に採ってしまうというやり方だ。あまりに綺麗で、見事だったので今年はやってみたいと思ったのだ。それで、一度目は芽が出ず、失敗。2度目何とか、苗が成功して、いつ植えようかとあせっていたが、ついに植えることができた。

同時に、キュウリ、なす、ピーマン、スイカ、オクラ。この辺の苗を植えた。カボチャと、トマトは、まだ植えていない。来週のつもりだ。少しづつ、たまねぎを収穫しているが、本当に良くできている。私としては上出来の部類だ。ジャガイモもそうだが、少しづつ収穫だが、6月までには綺麗に収穫して、その後に、サツマなどをやるつもりだ。竹の子芋をやはり来週に植えるつもりだ。菜花を順次引き抜きながら、色々を植えてゆくつもりだ。そうすれば、余計な草も生えないし、良い具合に風除け、日よけになる。水遣りが厭だから、今日、雨降りのつもりで夕方に植えた。的中した。こういうのは大体読める。日和見主義だからか。

4月の天候が悪く。苗作りに失敗した。芽が出なくて、蒔きなおしたものが沢山ある。長年、保存してきた、キュウリも、3本しか苗が出来なかった。インゲンはついに絶えてしまった。それほど、いいものという訳ではないから惜しいわけではないが、自家採種する楽しみと言うのはあって、品種の良し悪しだけではない。記念のような物だ。その3つだけ残った種は加藤さんが、まだ集荷場で畑をしていた頃、畑で大きくなったキュウリが落ちていて、いかにも蒔いて欲しいと言う状態だった。つまり大きなキュウリが腐って落ちていた。どうも採取には腐らせる事も必要なようだと聞いていたので、試しに拾ってきた。案外に蒔いてみると、いいキュウリが取れる。病気も出ない。それで、続けてきた。農の会には、自家採種種苗の交換会ができた。どうも人に出せるような、種はないので、まだ入れてもらってはいない。

 - 5月, 土づくり, 自給