春の自給畑
2016/08/10
今畑にあるもの、菜花、ジャガイモ、タマネギ、大根、カブ、キャベツ、ブロッコリー、小松菜。今が一番の端境期で、食べれる物が少ない、蓮、サトイモ、ジャガイモぐらいだ。でも山菜が色々でてきているので、それなりに食べる物はある。近所から貰うのが、大根、ブロッコリー、ネギ。白菜。そろそろ終わりが近づいたと言う事で、畑の片づけで、いただけることになる。食べれる物は少ないが、農作業は活況に入っている。大磯の田んぼの作業ははじまったし、11日は舟原の田んぼだ。そろそろ、種籾の浸種を始めようと思う。4日には機械整備講習会があった。例年秋に機械を使い終わり、すぐに機械小屋に集めて、清掃、整備すればいいのだが、これが今頃になってしまう。それでもやらないよりはづっといいので、遅れてやった。15,6人は集まった、大勢なら、やる気になる。この際小屋の掃除もやった。
苗土つくりを今年は熱心にやっている。鶏の育雛の場所を作るのに床の醗酵をする。これは3回水を足しながら、切り替えし醗酵を繰り返す。その上で余分の量を持ち出す。育雛部屋も1坪くらいが3つあるので、3回に分かれるが、毎回持ち出すのは米袋に10はある。この外に持ち出した、堆肥を土と混ぜる。やはり水を加えながら、3回切り返す。これはビニールハウスの中でやる。外だって出来ない事は無いのだろうが、悔しいが便利なのだ。子供の頃、油障子の中で、苗を育てているのを見たことがある。微妙な苗作りには、それまでの技術の積み重ねがあるから、簡単にガラスにするとか、いう訳にいかなかったのだろう。地面を60センチほど掘り下げて、底に籾殻が引いてあった。その上に苗が置かれ、上の障子をこまめに開け閉めしていた。
6坪のハウスだが、これが一つあると自給全体が全く違う。すでに苗ポットが置いてあるが、いろいろの作業に、冬の葉物などにも、自給をやる場合ビニールハウスひとつは欲しい。先日もこの話をしたら、なぁーんだ。というのでがっかりされた。化石燃料は使わない。これを狭い範囲で考えると、何もかもが大変になるわけだ。それじゃーガラス温室ならいいかといえば、費用が大変。その辺を総合的に考えると、ビニールを大切に使うというのがいいと思う。10年使うと考えている。それなら、許されるんじゃないかと。骨組みのパイプの方は待っていれば廃棄する人がいるので、取りに行くつもりなら、もらう事ができる。
暖冬で、あれこれ作業が慌しくなっているが、適度に雨は降るし、畑の様子は順調だと思う。野菜の皆さんの宅配も、まだ隔週に成ることなく続いている。3月一杯何とかなれば、通年、休みなく続いた事になる。これはみんなの技術の向上と、助け合う気持ちが表れている。小田原の気候のよさもあるだろう。冬でも野菜が出来るという地域が、自給の暮らしにはむいているだろう。
技術研修と言う事で、14日には自然農法センターから、石綿さんが来てくださりる。石綿さんの観察力は、桁外れで、一種の天才なのだと思う。植物の有り様が明確に頭の中にあり、その上に実践家としての経験に裏打ちされている。この機会に貯まっている疑問を是非とも質問したいと思う。溶存酸素と、コナギの関係をお聞きしたい。どのような実験にすれば、答えが出るかをお聞きしたい。時間があれば、稲の苗作りのほうもお聞きしたい。