春の農作業

      2016/08/08

いよいよ農作業に入った。堆肥作り、培養土作り、畑の準備、田んぼの準備。畑で楽をするには、苗作りも大切。いい苗を作るには、苗土の準備が重要。2月は下準備の月だといえる。田んぼの方はレンゲがそこそこ伸びてきている。2度の鶏糞撒きも、いい状態のようだ。レンゲの様子しだいで、もう一度撒いてみようかと思っている。春に入って身体を動かすと、最初は辛いが、日に日に体調が整う事がわかる。
春第一の仕事は雛の孵化だ。笹鶏の純粋種2系統の孵化を行っている。15日には第一陣の雛が孵化する。それに併せて準備を進めている。笹鶏の親鶏の方は雄鶏を交換して、次の一代交配になる、交雑種の種卵を貯めている所だ。雄鶏は捕まえる時は騒ぐが、赤白違う雌の群れに入っても、何にもなかったような態度だ。どの鶏も今は良く卵を産んでいる。

一月すぐに水分を加えて積み上げた置いた、育雛舎の床はその後2回切り返しを行った。アンモニア臭が減って、堆肥らしい匂いに変わってきている。昨日はこの保温床の準備も兼ねて、堆肥の最終調整を行った。一坪の育雛小屋が3つある。先ず、100羽が入るつもりで、床を作る。今日はその上に、保温箱を設置する予定だ。中央には穴を掘って、堆肥状の床を踏み込んで入れておく。その上を少し高くする。寒さで中央に集まって、圧死させない為だ。温度確認が重要。床に温度計を立てると、40度ぐらいだ。この温度が1ヶ月ぐらい継続するように持って行く。これは少しコツがいる。床の醗酵は保温だけが目的ではない。ワクチンを全く使わない養鶏をしている。床がいい醗酵をしていれば、ここで免疫力が高まる。病気になりにくい、鶏になる。これは、何代も自家採種してきた結果もあっての事なので、総合的なことなので、普通はワクチンを使わなければ、養鶏はできない。

春野菜の必需品の種類と量。ジャガイモから始めた。男爵の種芋を買ってきた。家にもあるのだが、これは自分たちが食べる分で終わりそうだ。男爵の味が好きなのだ。畑の準備は計算上では30メートルがジャガイモ用だ。雑草を除いて、溝を掘り起こした。その溝に、堆肥を、45キロ撒いた。雨が降ったので、これを今日攪拌するつもりだ。種芋は半分程度に切って、アトリエの陽が射さない辺りに、並べてある。1週ぐらいはそのまま置いて乾かしてから、植えつけることになる。堆肥まきのついでに、タマネギと、ニンニクの畝にも、堆肥を撒き散らした。今年はもう雑草が目立ってきているので、草を蹴飛ばしながら、土寄せもした。トマトを中心に考えて、後は、なす、キュウリ、カボチャ、ピーマン、キャベツ等も少し、空芯菜、しょうがを今年は少し力を入れるつもり。去年作ったアスパラがどうなるか。苦手なニンジンと、長ネギはどうしよう。

そこでいよいよ培養土だ。何でも大した量作るわけではないのだが、全体で考えれば、300ぐらいのポットは使う。これは養鶏場の床と、畑土を混ぜて作るのだが、最初に60度を越える高温で醗酵させて、雑草の種を死滅させる。もう半分出来かかっているが、まだ肥料気が多そうなニオイがしているので、もう1度切り返すつもりだ。今年は暖かいので、そろそろ種蒔きになるだろう。ポットに土を入れて、しばらく置いておく。毎年、全てはトマト中心と言う事になる。今年はそらやさんに一緒にトマト種を取り寄せてもらったので、これを蒔いて見るのが楽しみだ。

 - 2月, 自給