久野里地里山づくり・第4回の集まり

   

昨夜は4回目の里山作りの集まりがあった。住民の参加者は少し減少したが、行政側がかなり練り上げた準備をしてきた。今回の事ではどうやって、行政と住民が共に事業を立ち上げて行けばいいか、新しいやり方を探したいと思ってきた。現在は有志が集まって、勉強会を開いていると言う事になる。こんなスタートの仕方でいいのかどうか。その辺も研究の必要を感じる。地域に在る問題が何処で発案され、行政との共同で、解決に進む。この仕組みの構築が大切だと思う。

今集まっている人間は、行政が地元の中でこうした事に関心のありそうな人を、ピックアップしてきた。公募したわけではない。久野には里山事業といえる活動が、すでに10ぐらいはある。県が主催して最近開催した、里山サミットの内容より、深いものがすでに多いい。それを膨らませてゆくと言う事が、実際的だと思うが、まだそことは繋がっていない。名古木でサミットをやりながら、丹沢ドン会の活動が入っていない。この辺に縄張り意識があるのだろうか。

昨夜の集まりは地域の人に伝えられているわけではない。と言って秘密という訳ではなく、関心があるという人が分かれば、参加してもらってという形で、メンバーが集められている。出来る限り早い段階で、今やろうとしている事を。住民全体に伝える必要があると思う。

しかし、メンバーにはもう少し固まるまで、この形で進めて、何をやるかが決まった段階で(ここが難しい)、募集する方が混乱が無い。こういう考えが強い。常識的な判断だとは思う。その範囲で、出来る限り早くする必要がある。これからは、こうした、住民、行政、合同の事業が増えるだろう。これが、自治会長や一部の人で構成される事は無理もあるし、良いことでも無い。初期メンバーを、それなりに住民から選択せざるえない事情はあるにしても、次段階への移行は早いほどいいと思う。やりたい人がやる。この形を早く見つけ出さないと、義務的な事業になってしまい負担感がかかってくる。

「里地里山」こういう言葉が出て来た。神奈川県が今制定しようとしている。条例で使われている。里地という言葉が新しい造語だろう。農水省では里山を取り払って、「里地環境づくり」という言葉を使っている。里山どころではない、住んでいる場所が、保全しなくてはならなくなってきた。こう言う事なのだろう。久野も同様だ。山の方も大変だけれど、今住んでいる周辺の美化運動から、始める必要がある。こういう声が多いい。

里地里山の範囲が気になる。農地、水路、ため池、雑木林、竹林、等とされている。ここで気になるのが、人工林がはずされている事だ。意図的にはずされているのだ、と感ずる。つい10年前まで、ミカン畑だった集落周辺が、杉檜の人工林に転換している。これをどう扱うか、久野では大きな問題になる。農政からの提案で、林業との関係が避けられている。

12月10日の自治会長会議で、行政から今まで行われて来た事が報告される事になった。そして、回覧に回る事になる。ここで新しいメンバーの募集がされるべきだと思うが、まだ早いというのが、大方の考えのようだ。3月ごろに、里地里山のイベントを開催し、準備会の立ち上げ、参加者の募集という辺りが、検討された。

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