無防備地域宣言
昨日、マロニエで無防備地域宣言の学習会が在った。関西でいくつかの運動の中心となっている。澤野義一氏(大阪経済大学法学部教授)の講演と質疑。小田原では以前から、Kさんが呼びかけてきた。藤沢の取り組みのときには、署名活動まで参加されていたと言われていた。9条の会の集会の時も、このことを繰り返し言われていた。
イラク市民レジスタンスの人達が、藤沢に見えたときに参加した。中心に動いているのが、MDSの人達だ。MDSと言う組織がどんな組織かは知らないが、無防備地域宣言の神奈川の運動では、積極的に呼びかけている。今回の集まりでも、MDSの機関紙が置いてあったので、やはり、何らかの関連はあるのだろう。Kさんが2度やった、イラク戦争の写真展もやはりMDSが関わっていた。
上部組織のある活動と言うのは全貌が見えないと、関わる気がしない。KさんがMDSの会員と言う事なのだろうか。
無防備地域宣言の活動趣旨は、平和をめざす者にとって、理想的やり方で異論は無い。問題は、いつも出てくる運動論だろう。9条の会が5000を越えて広がっている。当初共産党関係の人は、この活動を敬遠していたように見えた。小田原でもやりましょうと、私がよびかけた頃は、やらないとはっきり拒絶された。しかし、今は活動の中心に居る。上部の運動方針が変わったのかな。など想像している。
もし小田原で取り組むとなると、憲法9条改定の国民投票までにいたる、道筋の問題が一番であろう。様々な形で、平和運動が行われるのは望ましい事だ。互いの活動を、否定する必要は無いが、力量的に一人にとっては何かを選択しなくてはならない。Kさんもその心配を昨日の集まりので発言していた。
「9条の会で無防備地域宣言を呼びかけたが、9条の会では自衛の為の軍備は容認する人も居て、憲法の理解が間違っているのではないか。」こう言われていた。多分この辺が、整理しないと混乱する点だろう。到達点の違いというか、運動論の違い。どちらも平和を願いながら、対立することになりかねない。憲法改定国民投票が用意されている。互いの違いは違いとして、評価を、信頼をどのように高めるか。ここが大切な事になるだろう。
無防備地域宣言の内容については、リンク先で読んで頂く事にして、署名活動になる。地域の2%の人の署名を集める事になる。その上で、条例制定を住民請求する。しかし、条例が制定される可能性は無い。と考えた上でやる活動だ。この辺のジレンマがある。目黒区では現在、署名活動が進んでいる。本日20筆、トータル3435筆(目標10000筆・法定数4400筆以上)もう少しで、直接請求が出来る。目黒区も、小田原も人口的には近い。4000人の署名を小田原で集めることは可能だろう。
この活動に取り組むことで、主体的に一人一人の暮らしが見直され、平和な暮らしに向かう事になることが、大切なのだろう。