糠抑草の整理

      2016/08/08

山下さんから、除草剤を使わない稲作りのメールが送られてくる。色々のヒントが隠れていて、参考になる。専業の農家の方が、研究的にやられ、色々書いてくださるので、内容が深い。でも、素人は恐れる必要が無いので、挑戦的にやったことを、少しづつ書いて送っている。間違えたことを書いては恥をかいているのだが、大分頭は整理させてきた。

赤木さんの温度調査の結果。私なりにヒントになりました。やっぱりと思うところがありました。田植え後の水温が普通で20度ぐらい。晴れて温かいと30度を越える。これは水口の水温と考えていいのだろうか。いずれにしても、醗酵は温度と関係が深いので、重要なポイントになると思っています。

平地の暖かい田んぼと、山の田んぼでは同じ方法では、抑草出来ません。これは何度も試して、分かってきました。その原因で一番は水温と見ています。 足柄での山では田植えごろ。水口水温16度ぐらいです。里では20度ぐらいです。
水温の低いところでは、糠抑草が上手く行きます。その例が多いいです。水温が低いので、雑草も田植え頃勢いがありません。

糠の抑草の弱い力でも、充分効果があるのだと推測しています。成功例3箇所共に、水温16度の田んぼです。そもそも草の少ない田んぼです。もちろん油断すれば、草だらけの田んぼになることは経験済みです。

①秋から冬に、養鶏場の床材を反、200キロは撒きます。出来れば2度行います。何人かの方が書かれているように、土をよくするにはいいので無いかと考えてです。トロトロ層と関連があるかは私には分かっていません。

②緑肥は、やはりレンゲがいい。軟弱緑肥ですか。ヘヤリーベッチの方が草量は多いので、レンゲが出なくなったら使う。毎年レンゲを繁茂させるのは難しい。確かに水温が20度越えるようなら、菜の花もいいのかもしれない。

③春に海水を反250リットル撒きます。効果は分かりませんが、腐敗臭が減ったという気がします。海水だけの効果とは言え無いので何とも分かりませんが。糠を撒いて臭いようでは抑草はダメだ。と言われています。

④田んぼを出来るだけ平らにする。水深を8センチを越えるようにする。これも皆さんが言われる事が納得いきます。平らにすることは、水の流れが一定になる効果も大きく、淀みが出来ると、コナギが生え、浅いところはひえがくる。水が少しづつ、常に動いている状態は大切。

⑤秋起こしはした方がいいのかどうか、善悪拮抗する。藁を撒くのは良い。緑肥の出方が大きく作用する。

⑥代掻きは浅いほど草が出ない。雑草だけ考えれば、不耕起がいい。草の種が、代掻きで出やすいところに浮き上がるのか。深くやって何度かひどい草になった。水を入れたら雑草の発芽が始まるので、糠播きまでの時間は短いほど良い。

⑦糠の撒き方は、田植え直後、土が出ないように水を入れてから、均一に撒く。撒いたならば、排水はしないで、土が現われないように、少なくとも3日は保つ。このとき雨が無いほうが良いようだ。立て浸透の大きい土壌の方が、(減水深10センチ以上)草が生えない。

⑧ころがしを入れなければならないかの見極めが大事。やるならば早めに転がしてしまう。土を絶対に出さない、深水管理を1ヶ月は行う。

以上素人のたわごとです。来年を思って、熱い内に頭を整理しました。

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