産卵数の減少

   

産卵数の減少の件で、相談が3人からあった。3人ともそれなりにやられている方で、一人は相当のベテランの方だった。電話のついでにそういった話になったということでもあったのですが。10%産卵になってしまったというのだ。

春の産み疲れは、毎年あることで春のピークを過ぎると、体力を消耗して、ガクッと産卵数を落とす。本来鶏は春に10個ぐらい産卵すると、抱卵して、ひよこを返すのが、習性だ。就巣性があるのが本来の事だ。この本脳を取り除いたのは、大きくは、イタリアで突然変異で現れたと言われる、レグホーン種の登場だ。

この鶏は就巣性がなく、産み続けることが特徴で世界中に一気に広まった。世界各地の地鶏を一気に壊滅したとも言える。それくらい際立って卵を産む。これが白い卵のために、赤卵を好む自然卵の世界では、困ってはいる。また、気が荒く、群れで飼う事に向かないため、1羽飼いのケージ養鶏の登場も導いた。

今の赤卵系の改良にも、どこかでレグホーンの血は入っているのだと思う。一方赤卵の基になる種にロードアイランドレッドと言うアメリカで生まれた品種がある。これはどのような交配だか知らないが、判らないが、この品種に色々工夫をして、今の各企業の出している。赤卵系があるようだ。聞いても言わないので、この辺は想像でしかない。

ところが、良くは判らないが、交配を色々に変えるらしい。産卵数が主な理由だと思うが、90%とか言う産卵を目指して、しかも病気にも強い品種と言う事で、交配を替えてゆくらしい。

ここからは私の想像だが、トリインフルエンザが現れてから、各種鶏もとの企業はその対策を取ろうとしているのではないだろうか。そのために品種が変わってきた。勿論輸入が途絶えたため、前年の親鶏からヒヨコを孵化したため、性能が変わったと言う事もあるかもしれない。いずれにしても、何か種鶏の交配に変化が起きている、と思われる。

その結果、就巣性が強い品種が出てきているのではないだろうか。それだとすると、巣に就かせない為に、環境を変えたり、刺激を与えたりするのも効果があるかもしれない。

3人の共通の鶏の状態の話だと。
1、鶏は元気そうで、病気とは思えない。
2、餌は良く食べている。
3、春はよく卵を産んだ。
4、10%以下の産卵になった。
5、餌を多く与えて、2週間が過ぎたら、産卵が回復してきた。

私のところではいつも低空飛行で、年平均で、60%を目指している。
だから、今の時期30%を越えていればいいということだ。12月も落ち込みも30%以下にならないようにする。この数は少ないと言う事だろうが、このくらいで、いい養鶏をすれば、自分で作出した鶏『笹鶏』養鶏が可能になる。自分の鶏は病気にも強いし、性格も飼いやすいから、産卵を自分のペースで考えて於けば無理は生じない。

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