田植えまでの事前準備
田んぼを均している所、初めての田んぼで石もまだまだある。代掻きも充分に出来ていない。入水口から水尻にうまく水が落ちるようには成っていない。田んぼを平らに整備するのに苦労をしている。2本の鉄の角材を使いトラックターで引いて調整した。
それでもまだ平らにならない。ガードレールを借りてきたので、それを畦から引っ張ってみるつもりだ。土が軟らかいのである程度ば動くような気がしています。もう少し平らにしたいと言うところです。それにしても連日雨で乾くことはなさそうです。
私の体力がどうも落ちてきていて、トンボで土を動かすだけの体力が無い。他の人は初めての人なので、トンボで土を動かすという感じがどうもうまく伝わらなかった。今年は初年度だし、少し苦労する田植えになりそうだが仕方がない。
連日の雨で水を抜いているのに田んぼが乾かない。乾かないと線が引けない。15日に水を抜いた。すこでも排水が進むように排水口を調整した。十分とは言えないが、できる限りの排水作業を進めている。雨がこれ以上降らないで貰いたいが、田植えまで雨続きとの天気予報。しかも、日曜日の田植え日は暴風雨の予報。これは苦戦。
そこで緊急時の予備的な案として、紐を持ってた上をする方式を同時に準備することにした。一つの田んぼが6メートル幅だから、19本苗は植えられる。両端の人が縄も担当して、一回一回みんなが植え終わったら、前に30㎝移動する。大変だが線が引けない場合はこのやり方で行く。子供などは間に入って貰う。
一つの田んぼに6人で並ぶ。一人3本平均植えればいい。これで33m進む。2時間30分あれば終わると思う。となると、田植えの参加者は24名と言うことになる。雨であれば参加者はそこまでいないかもしれない。今のところ何とか参加希望者が結構いる。初めての人がどこまで出来るかが課題だろう。
何とかガードレールに期待している。あと5日間でどこまで田んぼの土が固まるだろうか。石垣島の土は乾けば、カチカチになり、代掻きをするとドロドロになってしまう。この状態に成れて対応力を高めないとならない。乾くことは雨続きで無い。土がどの程度硬くなるかである。
苗取り後から、田植えまでは短時間で終わらせないとならない。苗取りを終わった苗は時間を空ければそれだけ弱る。短時間の内に田植えをしたい。昔は早朝苗取りをして、そのまま田植えをしたという事である。苗を抜いてから乾かしたら、苗の活着を悪くするばかりだ。雨ばかりだからその点はまだましか。
田植えの事前の準備はとても大切になる。田植えに集中して良い田植えになるように、あらゆる事態を想定して万全なものにしたい。まだやれることはあるはずだ。田んぼによって、天候によって田んぼの土の状態は様々になる。石垣島ののぼたん農園土はなかなか手強い。まだ把握が出来ていない。
石垣島の土壌は浸透性が無いから、どのように水を抜くかが、先ずは重要である。水を抜き、線を引き、田植えをする。田んぼの入水口と、水尻をもう少し差を付けなければならなかった。今回は仕方がない。そして田植えが終わりすこしづつ水を入れる。天候によってはすぐにも水を入れなければならない。苗が良い状態で活着するように進める。
今回の苗作りは1月の苗作りということで、初めての経験である。温度を考えれば、石垣島では15度以下の日は滅多にないのだから、いつでも苗作りは出来る。ところがこの時期の石垣島は梅雨時のような天候になる。とくに、今年は苗が育つ五週間の間に、晴れたという日は数日に過ぎなかった。雨がともかく降り続いた。
雨が多かったので、田んぼを作り上げるためには良かったのだが、その間苗床の苗は日照不足で弱々しいものになった。初めての苗代と言うこともあり、肥料が足りないと言うこともあるのだろう。直播きの方はまだ良いのだが、苗代の苗は不十分である。
苗代の苗は不足気味の肥料の奪い合いが起きているのだろう。その上に雨が降り続いていて、日照が不足している。直播きの方が良いと言うことなのかもしれない。真剣に直播き栽培のことを考えた方が良さそうである。
雨ばかりと言うことと同時に、さすがに南の石垣島でも1月の日照時間は短いと言うこともある。小田原の5月に競べて日照時間はどの程度短いのかを調べてみた。小田原の5月は14時間が昼間。石垣島の1月は11時間。これは問題にすべき3時間の昼の長さの違い。その上に雨ばかりであれば、苗作りは又別のことになる。
これでは苗の生長が後れるのはむりもない。来年は六週間の苗作りにしなければ、5葉期まで進まないと言うことのようだ。むしろ全体を直播きにするほうが、気候に合っているのだろう。今年実験した直播きが成功している。もちろん初めての年で雑草が出ないためである。
来年どの程度雑草が出るかが課題になるのかもしれないが、ある程度は草が出るだろうから、この点をどう克服するかだろう。条間に早めにコロガシで入れば何とかなるのかもしれない。苗取りと、田植えが無くなって、その分草取りが必要になるかもしれないが、それでも随分省力の田んぼになる。
19日の午前中に苗取り。人数次第のところがあるが、10名の参加で、一部が午後にずれ込むぐらいになる気がする。苗取りが大変なのは直播き部分の苗を間引きすることだろう。残す苗の見方が分かりにくいから、ここは私が引き受けようと思う。
苗は混ざらないように、田んぼ毎に苗取りを決めた方が良いだろう。苗が混入すると、種籾がとれなくなる。苗を入れる箱を分りやすく3つ作る。箱にマジックで、ハルミ、サトジマン、トヨメキと書いておく。苗取りには座る椅子が必要だ。
午後から線引きになる。雨次第だが、場合によっては田植えの日の早朝から引くことにする。その方がまだ、雨で引いた線が消されることが少ないだろう。線引きはとても良いものを阿久津さんが作ってくれた。深く引けそうだから何とかなるかもしれない。
線を引く前に田んぼをきれいにしなければならないかもしれない。ガードレールを借りてきたので、岸から紐で引っ張ってみた。これは今日やるだけやってみるつもりだ。土が軟らかいのである程度は出来るかもしれない。
上にあるガードレールを外して使うというのはだめなのか。今度機械小屋を作るときにガードレールは外すことになる。そのガードレールはもらえないものだろうか。ガードレールほど田んぼをなめらかにするものはないと思う。あの形状が良いのだろう。