水彩人名古屋展開催中
水彩人名古屋巡回展が昨日から開催されています。
名古屋電気文化館です。
16日(日)までです。10時から5時までです。是非ご覧ください。自画自賛になりますが、なかなか良い展覧会だと思います。
会場の方がライティングを丁寧にやってくれた。そのおかげで、都美術館よりも絵が見やすくなった。
名古屋に久しぶりに行って、良い会場になるよう一生懸命展示をした。以前水彩連盟展では毎年のように、名古屋展の展示に出かけていた。その後紀伊半島の方に絵を描きに行った。今回は水彩人の特徴が出た会場にしたかった。
小さな水彩画を集めて画廊のような展示のコーナーを作った。とても絵が見やすいと思う。都美術館は光が悪くて、こういう展示が出来ない。美術館と言いながら、博覧会会場のような作りである。絵を見て頂くというより、絵を展示しているという、絵画団体側の内内の意図になっている。
水彩人の人が10名名古屋に集まった。その10名で会場の展示をした。こういう気持ちのそろった作業が私はとても好きだ。誰かが指示をしてそれにみんなが従うというのは気持ちが悪い。自主的でなければ良い作業は出来ないと思っている。一人一人が気持ちを併せるという事がとても大切なことだ。水彩人の一人一人の気持ちは会場に出てくると思う。見て頂く人に見やすい会場にしようという共通の思いがある。水彩画の魅力が伝わればと思う気持ちが出てくる。
展示が終わり、みんなで飲みに行った。いつものように松波さんにいろいろ教えてもらった。何よりもこれがありがたい。「絵は迂回しなければいけない。」「直接的で押しつけがましくては伝わらない。」その通りであるが、また違うとも思う。飲みながら、私も言いたい放題だった。飲まなければ言えないこともある。ここから、ここから、ここから、という気持ち。自己否定と再出発。新しい絵を描くという事はそいう類のことだ。自己確認ではなく自己否定。このままじゃだめだという思いが今はある。