2018年 新春 おめでとうございます。

   

2018年 

新春 

おめでとうございます。

2018.1,1 6:20 家から相模湾を眺めて。

年賀状1

月々の自給の作業を書いている。元旦からであるが、今年も記録しておこうと思う。これを5回ぐらい繰り返せば、月々の自給作業が見えてくると思っている。今年は長年実現できなかった、有機農業市民農園を始めたいと考えている。畑の会の発展型である。そこで有機農業技術を学ぶことができる。12か月毎月収穫があり、作業がある。循環型の市民農園だ。美しい共同の自給農園をやりたい。美しい畑であれば、そこには合理性がある。最小面積で最大の生産を上げる。保存できる作物を中心に基本12種類である。畑では共同して合理性のある作物を作る。庭では日々の葉物や果菜類の野菜を作る。そして共同の田んぼではお米を作る。12か月の収穫する野菜は1月長ネギ、2月大根、3月菜花、4月、キャベツ、5月ソラマメ、6月じゃがも、7月、玉ねぎ、8月、トオモロコシ、9月ゴマ10月サツマイモ、11月、大豆、12月、ブロッコリーなど考えたが、これではうまく回らないということで、みんなで考え直す。

年賀状2

有機農業の市民農園は小田原有機の里づくり協議会の事業である。あしがら農の会が担当をする。まだ、全体の体制は出来ていない。私は始めるところまででおわりになるだろう。後はやる人がいれば続くだろうと考えている。畑の会の経験で、農の会全体に市民農園を運営する能力が培われたと考えている。毎月の作業日には必ず、収穫物がある。そして、種まきや苗作りなど必ず学ぶべき作業が準備されること。そして、毎回有機農業に関する座学を用意する。一年間の作業が終わると、一通りの有機農業の知識が身につくようにしたい。市民農園の活動が、その後は農の会で活動に繋がるものであればと思う。就農したいと考える人には、農地の斡旋をする。そして、農業者への道を作ることにも協力してゆく。ただ、専業農家になることは、よほどの工夫がないとほぼ不可能なので、その点は覚悟してもらわないとならない。

年賀状3

稲作のできるのは後2年と考えている。昨年稲作において思いつく限り、やりたいことはやってみた。結果が出たということではないが、考える材料は揃ってきた。有機農業では腐植の量が大きな要素になるらしい。腐植量を多くすることが、土壌の豊かさの重要な要素と見ている。腐植量が多いい畑では、他の肥料を何も入れないでもできる。あるいはいくら有機肥料を入れても、収量が少ないとか。こうした違いが腐植の量の違いのようだ。腐植を増やすには、堆肥と緑肥である。堆肥を作るのは大変なことではあるが、落ち葉堆肥が最も優れている。落ち葉を養鶏場の床に大量に入れて、あとは鶏に堆肥にさせるというのが、自給的な範囲では良い方法であるとおもっている。また、地域にある残滓をうまく利用するたい肥作りも大切である。私はそばの製粉工場から出る残滓を利用してきた。作物に良いか悪いかの判断が植物の顔色を見て判断できるようになることだ。土壌分析もその材料にはなるが、基本は植物の日々の変化を読み取る力である。植物の声が聞こえる様になれるかである。植物を読み取る力の向上を市民農園での大きな目標にしたい。

年賀状4

田んぼの作業をまとめの冊子を作りたい。誰でもがその通りやれば10俵とれる有機農法の田んぼの方法である。今耕作している欠ノ上の田んぼは、営農としては条件の良くない田んぼである。日当たりが悪く、水温も低い。段々畑になっていて、3反の田んぼが12枚に分かれている。あしがら平野でも一番収量は低いだろう田んぼの一つである。そもそも神奈川県はどちらかと言えば、田んぼの収量は低い地域である。そうした条件の地域で、過去5年間ほぼ10俵を超えている。この経験を通して私たちの稲作法が、何処にでも通用する方法ではないかと思えてきた。いままでこのブログに書いてきたものをデータと並べて、冊子にするのもいいだろうと考えている。これは農の会の25年事業を兼ねるつもりだ。どのようにまとめられるかは、これから考えてゆきたい。

年賀状5

 - 自給