タマネギの植え付け
今年は良いタマネギの苗が出来た。288穴のセルトレーで作った。私の家の脇の畑で作った。この場所にはそばかすを2度撒いて耕しておいた。いつも作物の良くできる場所だ。そこにセルトレーを押し付けて、設置しておいた。水やりが足りなかったのか、発芽率が悪かった。一人3トレー作ったのだから、800株はあっても良いのに、苗が出来たのは360株程度であった。発芽率が半分以下という事だった。それでも、苗自体は十分に育ったので、予定の300株は良い苗を使えることになった。余裕を持って作るという事は大切なことだ。太さは5ミリ直径程度である。根元に球が8ミリ程度である。根はセルトレーの底に突き抜けて、かなり奥まで広がっていた。はがす時にベリベリという感じで根が切れた。根が切れても問題ないのだろうか。
苗の植え付けは2通りである。黒マルチが8名。マルチ無しが8名である。私は黒マルチは好かないので、使わない方を選択した。去年の様子では保温効果はさほど差がなかった。風で飛ばされ扱いが難しかった。マルチを設置するのが難しいという事もあるが、何しろ強い風が吹く。今年は根守さんがとても丁寧にマルチ張りを指導してくれた。なるほどこうして張れば剥がれないかと思えた。この後どうなるか比較試験ができるという楽しみがある。黒マルチを使わないので、植え終わってから燻炭を撒いた。燻炭が表面を覆ってくれて欲しい。風で飛んでしまわないといいのだが。濡れているので、上手く張り付いてほしい。タマネギの種を蒔いたセルトレーを畑に設置して、その上に燻炭を撒いた。この燻炭が多くかかったところの方が、苗の発芽も生育も良かったのだ。偶然とは思えなかったので、タマネギ苗も植え付け終わってから燻炭を引き詰めてみた。保温効果、ミネラル分の浸透、草抑えを期待している。
黒マルチの人は10メートル長さで300本植である。ベットの人は6メートルで、366本植である。黒マルチは15センチ間隔で一列5本。ベットは20センチくらいの高さで作った。少し高めだと草取りが楽なようにである。両側から、3作づつ草取りをするとちょうど手が届く。楽に草が抜けると、草取りもやる気になる。ともかくタマネギは草取りである。6列で10センチ間隔で61本。黒マルチよりもかなり多く植えている。タマネギは混みあっていた方が良くできるようだ。ベットの上はトンボできれいに均して、そこに6本筋を入れてから、植え付けてゆく。一人でやって3時間程度で植え付けが出来た。ちょうど午前中作業になる。良いタイミングで、草取り、追肥をやろうかと考えている。
タマネギはかなり多肥料の印象がある。苗土もぼかし肥料をかなり混ぜて作った。燻炭も入っていた方が良いようだ。昨年は肥料分が少なかったために、小さな苗にしかならなかった。今年はその点を反省して、畑の良くできた土壌にセルトレーを置いた。ソバカスが肥料化して効果が出るには、気温が低い時期であれば1か月程度かかると考え、早めに準備をしておいた。苗がセルトレーの底を突き抜けて、畑に入ってから、苗は充実した。特に後半の伸びが目立った。畑に直播した苗も生育はトレーほどではないが、しっかりした良い苗になった。草取りをやった結果だ。タマネギ畑も3畝程度に20袋のそばかすを撒いた。そして2度耕運してある。表土はぼかし肥状態である。その上に、それぞれが米ぬかや、燻炭や、鶏糞や様々撒いている。私の所は貝化石も撒いた。タマネギに肥料をやりすぎると、ウリバエにやられるといわれているが、さてどういう事になるだろう。