稲の播種

   

機械小屋で播種をしているところ。手前が覆土する場所。左下に種籾が広げてある。右側の窓の外で、土を詰めて窓から搬入をしている。

4月23日播種を行った。24日朝7時の入水口での水温は14,6度外気温が16,5度。入水する場合は午後に行いたい。籾洗いの3月21日から1か月が経過した。この間例年にない久野川の水温の上昇で、種もみは2週早く、鳩胸状態になった。このままではよくないので、そこで冷蔵庫に引き上げて、8度から9度くらいで保存した。種籾は播種に適当な状態で維持できた。来年は川に浸けるのを4月の初めにしないとならないだろう。苗土は1反分で土嚢袋10袋準備してある。山土に糠を混ぜて、良く発酵させて、2度攪拌し8ミリの土振るいを行ったものである。燻炭を30%くらい混ぜた。苗床は1週前に代掻きをして3日間水を貯めて、そのあとは水を止めてあった。雨もあったが、23日にはほぼ水を引いたという状態。土のひび割れはない。

セルトレーに苗土を混ぜているところ。窓から機械小屋内部に送り込んでいる。セルトレーがずいぶん壊れていた。100枚でも壊れたものを多数使用した。

播種は今年は3種類である。従来通りのセルトレーによる播種が100枚。例年200枚だった。苗箱が50枚。昨年は20枚だった。そして3分の一の4キロが直播。2人が土入れを担当した。種まきは10名。

外で苗箱への播種の様子。50枚並べて同じようになるように蒔く予定だったが、おおよそになった。90グラムから80グラム蒔きのつもり。

きっちりと並べて、右側の短い列の直播も終わり、穴あきビニールで覆ったところ。残ったレンゲがきれいであった。苗箱、セルトレーは苗代にめり込むようにしっかりと押して密着させる。下に空洞ができると根がそこで止まる。土が乾いて発芽しない場合もある。出来る限り全体が水平になるように置く。

水管理は、最初の1週間の発芽するまでは特に水やり程度で水没をさせない。水没すると種が腐る。芽が出てきたら徐々に水位を上げてゆく予定。

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