タマネギ苗作り
タマネギの苗床になる場所。2週間前にソバカスを入れて一回目耕した状態。
タマネギは苗が難しい。昨年失敗したので、今年は再挑戦する。今まで一度も上手く行ったことがない。今年はセルトレー288穴に種を蒔く。一人3枚に蒔いて、1時間半の予定。苗がどの程度できるかはわからないが、良いものを全体の中から半分ほど選べれば良いかと思っている。余ればほしい人は沢山いるだろう。17人まで募集している。今10人くらいだから、あと7人という事になる。もし17人そろうと、種の数で14688粒という事になる。2DLのタマネギの種は16000粒程度とある。種代は13000円。種は冷蔵庫に入れてある。どうもタマネギ苗は温度や湿度で劣化が起こるそうだ。だから紙袋のものは問題が起こること、根守さんが教えてくれた。そこで今年は缶のものを購入して冷蔵庫に入れてある。ひとつづつ失敗の要因をつぶして行かないと。
苗土を山。1度目の切り返しを終わり、数日発酵させた山。天気が良いので、覆いを取ってある。雨の日はシートをかぶせる。
タマネギの苗が良くできなかったのは、肥料不足と考えている。有機栽培で肥料を十分に与えるためには費用分のたっぷりとある苗土を作らなければならない。山土にそば糠を2袋加えてよく混ぜた。そこにエヒメAIを1リットルほどを薄めて加えた。翌日には良く熱が出ていた。これは播種までに3回切り返した。セルトレーは種の前日に土振るいを行った。
苗床は家の脇の畑に作る。8月半ばにまず草を刈り倒して置いた。9月3日、そばかすを撒いてトラックターで耕運した。枯れた草とソバカスを混ぜながら耕した。丁寧に3回耕した。16日にもう一回耕すた。ぎりぎりに耕せば、雑草の出が遅れる。土の状態も良くなるだろう。セルトレーの播種は9月17日におこなった。セルトレーを51枚並べて余ると8メートルくらいになる。まだ8mは残るので、そこには直播もする予定。土の問題がないので、今年は私の家の畑でやってみる。良く作物ができるようになった土なので、いくらか土の問題が少なくなると思っている。
機械小屋でセルトレーに播種して並べてあるところ。播種した人の名前が書いてある。苗土は発効し、振るった土に、30%くらいもみ殻燻炭を加えた。苗土がぼかし肥料のようなものなので、燻炭を少し多めに入れた。良い苗ができるかどうかはこの苗土にかかっていると思うのでかなり真剣におこなった。1穴1粒で一人900粒の播種をしたことになる。17人分で、51枚。赤タマネギが2枚。
苗土は山土を発酵させている。9月3日にそばかす20キロを混ぜながら、積み上げた。60リットルくらいの山である。振るった後、40リットルは残る予定。そこに燻炭を混ぜて、苗土にする。すぐに熱が出て来たので、7日になって一度目の切り返しをした。夏は発酵が早い。11日に2回目の切り返しをした。もう一回切り返して、ふるいにかけるつもりだ。振るった土と燻炭を混ぜて51枚に足りるだろう。余れば直播のベットにも撒くつもりだ。種を蒔いた後、例年燻炭を上から蒔く。燻炭が60リットルまだ残っている。私は燻炭がとても好きだ。籾摺りが終わると、どんどん燻炭づくりをする。そしてできるだけ保存しておく。なんにでも使う。特に苗を作る時には必ず使っている。
こちらは直播部分。畑の土の上に苗土を撒き、溝を付けて1センチ間隔に種を蒔いた。蒔き終わって覆土して、その上から燻炭を撒いた。そして水やりをした。写真は19日の今朝の様子だ。朝はしっとりと湿気が上がり、良い状態になっていた。