大豆の播種

   

Cの一番下の川沿いの畑 道路から望遠で写している。

7月8日に大豆の播種を行った。品種は小糸在来というものだ。調べたら千葉県の方の品種らしい。15年は自家採取しているが、ともかく味が良い品種だ。欠ノ上の田んぼのそばのほぼ3畝ずつ3つに分かれている畑だ。畑は1ヵ月ほど前に一度耕した。耕した後ソバカスを畑ごと6袋ずつ撒いておいた。その後また草が再生していたのだが、それをトラックターで直前に耕した。夏の畑はともかく草との競争になるから、草を取りきるためには、直前にきれいにしておいた方が良い。上からA*B*Cとすることになった。50㎝の畝幅になった。播種を調整して30センチ置きに2粒ずつ落ちるようにした。どこまで調整が出来たかはわからないが、昨年大豆播種器の穴を一つ置きにテープを張り調整したが、それではまだ狭すぎるようだった。そこで今年は播種器の穴を2つテープを張り、3つのうち1つが落ちるという調整にした。一部掘り出してみたが上手く行っているようだった。

Bの畑田んぼの上だ。糸を張り、風車を配置してある。

ABの畑は草が少なかったせいもあり、土がサラサラで種は撒きやすかった。Cの畑は草が生い茂った状態で、一度耕運したにもかかわらまたくずなどが再生して来ていたので、なかなかきれいな土にはならなかった。ABCいずれの田んぼ導入路が狭くて、クローラータイプの小さなトラックターしか入れない。その為あまり深くは耕せない。その上トラックターが不調でかなり苦労した。機械のことは間違う事ばかりで、管理も良くないから、作業が終わるまで不安で仕方がない。機械が止まってしまい、今回も星野さんの救援でやっと作業が続けられた。そんな状態だから、畑の土は種まきには良い状態にはなっていなかったと思う。ただ事前に撒いて置いたソバカスは良い状態に発酵していた。これを再度耕したことで、土はなかなか良くなったような気がした。特にCの畑の土はかなり良い状態だ。こんなに良い状態の畑で大豆を作ったことはなかったのではないだろうか。

Aの畑一番上である。その上も田んぼ ピンクの建物が欠ノ上公民館

朝9時から作業開始である。子供を連れた家族も、4家族ほど集まった。全体で20人ほどだ。そして、4,5歳くらいの2人の子供にも種まきをしてもらう事が出来た。裸足で頑張った。私たちの自給作業は、体験農業ではない。自給の為に味噌、豆腐、醤油と作るための大豆作りである。採れなくてもいいと言うような気持は全くない。農家さん以上に真剣に大豆づくりを行う。その真剣な、農業など全くやったことのない人が、気楽に参加できる場を提供するという事が目的である。どうしても学校田などの活動でも、厄介なところ、手のかかるところを、農家さんが支えてゆくという事がある。私たちはどれほど大変でも自分たちだけの力で、始めから終わりまでをやり切るという事にしている。子供の一生懸命に蒔いた大豆が、必ず立派な実りを迎えるようにやらなければならない。そういう本気の気持ちが、わずかであれ未来につながる可能性があると思っている。

苗箱が並べてある。種が大豆浮き上がっていた。少し蒔き方が浅かったか。

一部を、苗箱に蒔いた。去年も発芽しない部分に追い蒔きをしたが、これが結局収穫できなかった。今年は同時に苗箱13箱に蒔いて置いて、足りないところには植える予定である。又、田んぼの畔80メートルくらいにも種子を蒔いた。250株ほどになるのか。これは畔で作る場合と、畑で蒔いた場合とで状態がどう変わるかを比較したいからだ。今年は乾いている。発芽するまで心配なことだ。余りに乾いて居たらみんなで水やりをしなければならない。昨年も雨の少ない7月だったが、願いがかない種まきの後雨が降った。今年はどうだろうか。9時に始めた作業は12時30分までかかり、鳩追いの糸張りまで終わることができた。相当に暑かった。今年一番の暑さだったそうだ。午後からは、畔の種まきと、苗箱のネット掛けを行った。例年は家の方の畑に午後種を蒔いていたのだが、今年は大豆の会の方で、蒔かないでもいいという事だったので、家の畑はさてどうすることにしようか。

 

 

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