4月の自給作業

   

春がきた。陽ざしが土をどんどん温めている。ジャガイモもやっと芽を出し始めている。今年は遅れていたソメイヨシノの桜もやっとというところだ。大根、こかぶ、小松菜、ブロッコリー、菜花。相変らず食べ続けている。畑では大麦が実に旺盛に生育を始めた。ざわざわと伸びている。こんなに勢いを感じる成長は初めて経験する。土が良いことと、土寄せをした効果ではないだろうか。同じ麦でも麦の会の小麦はどうも不調である。何故だろうかと思う。土壌分析に出したので何か分かることを期待している。それでもは色はだいぶ濃くなった。やはり小麦も春を感じているようだ。タマネギは伸びてきたとはいえ、不調である。今年もそうは期待できないのではないか。理由が分からない。この冬一番力を入れたのに難しい。土質が合わないのだろうか。残念である。残念と言えば、トマトが力を入れている割には今一つである。十分にできたというのは、窪川さんにもらった苗の時だけだ。食べる分はあるからいいと言えばいいのだが、何か物足りない。今年も挑戦するつもりだ。

春は畑の土づくりから始まる。ソバカスを撒いては耕す。上の畑は冬の間に2度撒いて耕した。元は竹藪だから、竹の根が残っていてまだ山ほど出てくる。今年充分に耕せば、もう大丈夫とみている。田んぼの準備も始まる。田んぼは緑肥がどんどん成育を始めている。苗代では4月22日に種まきである。4月8日に種籾を川に浸種する。今年は早すぎる発芽が怖いので川に浸ける期間を短くした。購入した種籾だからそう心配はないと考えている。4月15日が苗代づくりである。いよいよである。70歳まであと3回は田んぼをやるつもりでいる。最後の3回の内の1回がいよいよ始まる。大事に心を込めてやらせてもらいたい。田んぼの土づくりは腐食をいかに増やすかだと考えている。もちろん堆肥を作り入れるという事が出来ればいいが、何10トンもの落ち葉堆肥を作るなどという事は、不可能である。持ち込まず持ち出さず。この考えの中でほどほどの腐植の循環を作りたい。今年も目標は畝取りだ。

4月1日にすぐにトマトをハウスに植えてみる。4月初めに苗を地面に下して、脇芽から、新しい苗を作ってみたいと思っている。何故かというと、脇芽苗はどこか不調が多いい。その理由が知りたい。トマトはホーム桃太郎とミニトマト。どちらも病気には強くて、有機で出来る。今年はカリフラワー苗がある。どのタイミングで畑に植えるか迷う。小さいがこれも4月初めに畑に植えてみることにする。カリフラワーもよくできたことがないのであまりやらないのだが、試してみるつもりだ。畑のキャベツの方は少しづつ生育を始めている。球になる前に芋虫にやられるのだろうとは思っている。ネットでも被せてみるか。今年は、人参と大根を上の畑に蒔くつもりだ。竹藪を整地した新しい畑でどうなるかである。ここはイノシシが出て来るから、トタンで囲むつもりでいる。隣の竹藪がひどいからいろいろの動物の住処になっていて、どうしても防ぎきれない。

今できているのが、大根。トウが出てこないのでまだまだ食べれる。コカブはとうが出始めたがとうを食べている。菜花、小松菜は味が良い。大きくなってきているのが、ソラマメ。今年は50株くらいある。ソラマメほどおいしい豆はない。下田は結構ソラマメが作られているのだが、すでに花盛りだったが、家のそら豆はまだまだという感じだ。ソラマメも3粒入るようによくできたことはない。それでも一度は食べたいので、毎年作る。この後草に埋もれてしまうので、今年は草取りだけはしっかりした方がいいかもしれない。袋づくりの山芋は結構おいしかった。今年も作る準備はしている。食べて頭をまた植えたのだが、どうなるだろう。田んぼの土壌の採取も行いたい。春起こしをする前に土壌を取り、分析に出したい。

 

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