4月の自給作業
2016/08/06
久野川に浸けてある稲の種もみ。すでに水温が12度を超えてている。2時58分。湿度37%である。このように日に1回は見に行く。川の水温というものは日々大きく振れているものという事がわかる。8度から14度くらいの間。また、川の水は一見きれいに見えても、ずいぶんと土が混ざっている。上流部の山の状態がそういうところから見えてくる。良く釣りをしている人に会う。小学生の男の子が一人で川の中にいた。30センチもある魚を釣っていた。びっくりポンである。
いよいよ4月、春である。農作業も本格的になって来る。先日やっと玉ねぎの草取りをした。遅れたがまだ間に合った。草も伸びが早くて、なかなか追いつかなくなってきた。麦畑は、畝間がなくなるほど茂ってきた。家の方は草はそのままである。麦の会の方の畑は、3日に草取りである。この日は昨年採れた小麦粉でピザを作る予定である。小麦畑のそばにピザ窯を作った方がおられる。それを使わせてもらっってピザ作りである。先日、最高のパンを小麦の会の小麦粉で焼いてくれた宮下さんが、ピザも作ってくれることになっている。すごく楽しみにしている。16日はいよいよ田んぼの苗代づくりである。早い田んぼでは17日が種まきを予定している。欠ノ上田んぼでは23日が種まきである。21日に籾洗いした種を1か月浸種して播種する。
川での1か月の浸種をすると種籾の発芽が揃う。早く芽が出て一気に生育をするので、育苗を1週間短縮できる。田植えは大体5月下旬と決まっている。種まきが1週間遅らせることができると、遅霜にやられるリスクをかなり減らすことができる。山間の田んぼでの育苗である。2穴の穴あきビニールトンネルで覆って作っている。5週間の育苗である。そして5葉期の苗を目指す。1週に1枚の葉が出るくらいの生育の速度である。今年は直播を少し増やそうかと考えている。昨年直播の苗が良くできたし、苗取りが以前よりだいぶ楽にできるようになった。苗代の作り方を丁寧なとろとろの代掻きをすることにした。すると苗がかなり根を張っていても、抜きやすい。以前苗代を高いベットにして直播していたころは、苗が抜きにくかった。
畑の方はまだ何もしていないが、ハウスのトマトは何とか冬を越えたので、そろそろ、苗作りをしようかと考えている。かなり茂っている状態なので、出てくる芽を差し芽してゆくつもりだ。差し芽はハウスの中に4株程度作れば充分である。ハウスのビニールはずいぶん隙間が空いているが、今頃にはちょうどいいかと思ってそのままである。それでも冬の間、小松菜など緑のものを確保することができた。今年はトマトを植えた後に、堆肥敷き詰めておこうかと考えている。ジャガイモは3人で並んで作ったのだが、私の所だけ発芽が遅れている。何故だろうか。たぶん、植えるまでの下準備が他の人と違う為なのか。ジャガイモの種イモは少し大きめである。切ってから1週間窓辺で乾かしてあった。いつもそうしていたのだが、このやり方に問題があるのかもしれない。
4月後半には野菜を植える畑の準備をする。今はソラマメが隅に20本ほどあるくらいで、後は草がだいぶ生えている。ソラマメの出来はよくない。草を刈りはらって、しばらく置いてから、トラックターで耕運する予定。いつも苗代準備の前のトラックターの試運転を兼ねてやっている。この時に奥の新しい畑も耕すつもりだ。5畝ほどあるので、何を作るか考えている。ハクビシンやタヌキが出てくる場所なので、そういうものが食べないものとなると、こんにゃくでも作るかと考えている。こんにゃくも自分で作るとおいしいものである。もっときめが粗くて味がしみこみやすい。芋から作ったものだという事がわかる。肥料分もないので、そばを蒔いてみるのも試しとしてはいいかもしれない。