9月の自給作業

   

一番から7番までの田んぼが見えている。左の隅の少しが8番になる。(30日の写真)稲穂が徐々にかしいで、葉の陰に隠れ始めている。これがサトジマンの素晴らしいところだ。この止葉が、縞葉枯れ病にならないことが今大切なことだ。天候が悪いので、風通しを良くするために畔の草刈りをした。何しろここにきて、2週間ほとんど日差しがない。6月後半と2度目である。自然への対応は難しい。

こちらは1番から4番までを拡大したところである。なんとなく田んぼに濃く見えている線が中央に横切っている。どうもこれが昔の水路跡の表れのようだ。今でも地中に水道があるということのようだ。

中央の三角田んぼが5番で、少し全体に色が濃い。代掻きなしの田んぼである。私の理想とする生育をしている。こんな感じにすべての田んぼがなるのが目標だ。稲刈りの時に、葉っぱが3枚生きている稲である。ほとんど下端枯れがなく、バリバリしている。特に止葉が厚く大きく立ち上がっている。茎は太く倒れることがない。

手前が10番。昨年よりここはいいように思う。理由は左の隅手前に11番に流れる排水路をつくった為と思われる。水が淀まなくなった。この田んぼにも湧水があって、どうしても腐敗方向になる田んぼだ。何しろ昔は湧水だけで田んぼになっていたという。

11番のもち米の田んぼ。ここも昨年より充実してきている。ここも湧水だけで作られていたという田んぼだ。現在は10番からほとんど来ていないので、湧水だけということになっている。

あと1か月の田んぼである。今は粒張りを充実させなければならない。葉が十分な光合成をおこなえるように、水をうまく流し、根の活性化を損なわないようにする。8月後半は異常気象と言えるほど、日照がなくなった。これが気がかりであるが、おてんとうさまに文句を言ってはおしまいだ。ことしは、6月後半にも日照不足があった。天候が十分という年はないものだ。これを読んで細やかに対応してゆく。今はイモチ病は縞葉枯れ病を防ぐこと。しっかり育っていれば大丈夫だ。19日ごろに水を切る予定。

大豆の会の畑。すごい状況であるが、この後どうなるか。よすぎて心配もしてしまう。

 

大豆の出来が今年は良い。このところの雨が幸いしている。皮肉なものだ。捨てる自然あり、拾う自然あり。

トオモロコシがすごい実りである。初めてのことだ。背丈も2メートルほどあり、実は2本ついても充実している。理由ははっきりしている。養鶏場の跡地を畑にして作ったからである。予想通り、トオモロコシは堆肥が好きだ。無農薬でトオモロコシを作るのはなかなか難しい。アワノメイガという虫にやられる。しかし、本当の活力ある成長をしていれば、虫の害も何とか乗り切る。虫は来ていたが被害を免れた。問題は、ハクビシンである。半分以上は食べられてしまった。まあ、たくさんあったので十分堪能できたから良しとする。宮古島の黒小豆も同じところに植えたので、肥料過多がどう出るかと心配していたが、意外にできている。理由は私の家の鶏小屋の床は、発酵している堆肥場だったからである。鶏糞の山に種をまいたわけではなく、良い堆肥に種をまいたことになった。

竹藪を切り開いた、ところにソバカスをまいて置いた。そばが適度に出るだろうと考えてのことだ。そばはどうなるかわからないが、いやな草が出るのをある程度抑えてくれるだろうという予測だった。これが意外に倒れないそばになっている。そろそろ、少しは刈り取ってそば茶にしてみようと思っている。

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