田植え11日目の田んぼ
田植え11日目の苗に勢いが出てきた。田んぼの全体の様子です。転がしを始めている。手前の田んぼは、ソバカスを蒔いた後である。ソバカスは米ぬかと違って、水面に浮遊している。これが日を遮り、コナギの発芽を抑制する。この時期から8センチ以上水位を保つ。ヒエは発芽出来ない。
11番のもち米の田んぼから、一番の入水口の田んぼまで見えている。すべての田んぼが水で繋がっている。観察をしている内に稲と流水栽培の関係が見えてきた。9番と11番の2つの田んぼが全く排水なしになっている。排水なしでも稲はできるし、流水でも稲はできる。どちらもあると言う事になるが、排水なしの方が収量は多いいようだ。但し管理は難しくなる。
3番の苗床だった田んぼ。初期肥料が多いいはずである。しかし、稲の生育がその下の4番と比べていいのかと言えば、ほとんど変わらない。もう少し観察を続ける。
奥の田んぼが川沿いの2番。いくらか日照が少ない。土砂災害で一度崩れて、田んぼを作りなおしたために、調子がおかしい。今年はヘヤリーベッチと大麦を蒔いて、腐植を増やした。どんな変化がみられるか期待している。4番と5番と6番の田んぼが手前に見えている。
4番の田んぼ。ころがしが入り。活性化した感じがする。葉色が上がってきている。
7番の田んぼ。毎年畦が崩れる田んぼなのだが、今のところ何とか持っている。置くのアラオコシした田んぼは、お隣の田んぼで今年はやるのだろうか。
5番、6番の田んぼ。5番は代かきをしないで田植えをした。案外それが良いようで、生育がいい。6番は水の湧く田んぼでいつも冷たい。そこで、今年は今のところ、地下水だけのヒタヒタ水で栽培している。
9番の田んぼ。ここは一番水が廻りにくい田んぼで、気おつけないとすぐ浅水になる。
10番の田んぼ。手前に新しく11番に抜ける排水口を作った。水のよどみが無くなった。とても改善された感じがする。
11番の田んぼ。右上の白いものは、道路から降りる土嚢袋。これで道路との段差は1メートルはある。昨年収量が一番悪かった田んぼなのだが、今年はとても管理に力を入れている。