紙ごみの分別

   

月光 中盤全紙 原発事故後、海を描けなくなっていた。同じに見えない。視覚的には同じなのだが、絵を描く目には同じに見えない。やっと描けるようになったのが、月光の絵だ。鎮魂という事でもある。満月の月の道が話題になっている。多分同じ気持ちだろう。

破れてしまったその他紙分別袋

小田原では紙ごみは3種類に分けて分別されることに成っている。段ボール類。雑誌類。そして、その他紙という分類である。しかし、紙ごみは分別されずに、もえるごみに混入してきているそうだ。実は私の家では、その他紙は焼却炉で燃やしてしまうことが多い。資源回収と言うことからして、良いことではないと思うのだが、その他紙の分別が面倒くさすぎるからできないのである。紙袋に入れなければならない。紙袋が無い場合は、新聞紙で作れということである。先日、自治会長会議の席に、紙回収の業者の方が見えて、見本の新聞紙で作ったものをくれたのである。ここまでやってくれてやらない訳には行かない。そこで新聞紙袋に入れて行ったのだが、3日もした時に一杯に成り、写真の状況である。そして、簡単に破けてしまった。古い新聞紙と言うものは、弱いものだ。この袋をガムテープで自分で作れというのだから、ちょっとアイデアとして良いものには思えない。

小田原自治会連合会ではその他紙の紙袋の作り方ガイドというものが、配られた。その方法の説明と、その他紙袋の事例等の説明がある。紙の分別収集が進まないためというが、違うと思う。新聞、雑紙、段ボール、牛乳パック、はそれぞれ分けてひもで縛って出す。それ以外に「その他紙」という分類があって、これらは紙袋に入れる事になっている。ここには、封筒、はがき、包装紙、紙コップ、メモ紙、レシート紙、紙ケース、細かい紙類、菓子箱、等となっている。汚れていないごみであれば、入れていい事になる。所が、上記のそれぞれに仕分けるべき紙類は、この中に入れてはいけないという事で、ここが案外に難しい。私には雑誌に近いパンフレットなど、この中に入れてもいいような気になる。というのも雑誌も、その他紙も結局は同じ再生ルートに回るからである。

いずれ、今のやり方では紙分類が画期的に改善されるという事はない。今回の方法を説明して歩き、分別が進んだかの検証が必要である。大抵のものはその他紙に入れてもいい。という位にしなければ、到底面倒で無理である。さらに言えば、月2回の紙収集以外の日でも、特定の場所に持ち込めば受け取ってくれるくらいのシステムが必要である。月2回を記憶しておくのが結構大変だ。忘れて、置いておくのも大変な時もある。持ち込んで受け取ってくれる、リサイクルステーションが無いという所が、小田原のごみ行政の遅れている所だ。紙ごみで不安な事は個人情報が紙ごみに紛れ込んでいないかである。シュレッダーで裁断するというのは確かにある。シュレッターが無いのでハサミで細かく切ると言われた人がいた。そこまで手間を掛けて、あるいは費用を掛けて、燃やす事をよりどれだけリサイクルになっているのかとい気持ちが、私の紙ごみ分別を妨げている。

手提げの紙袋はすべて、他で使うので、紙ごみ入れには使えないというのが、我が家の事情なので、新聞紙で作った。業者お薦めの袋を使ってみた。所がまた忽ち破けてしまった。古新聞は弱いものである。ビニールテープで補強してみたが、裂け目が広がるばかりで、私のような荒っぽい人間には、実用的とは言えない。ついぎゅうぎゅう押し込むからいけない。そこで工夫してみたのが、米袋方式である。

米袋のいらなくなったものの上部を折り返して使う。これはきわめて丈夫である。ちょっとやそっとで敗れる事はない。では米袋はどこで手に入るかであるが、普段お米を購入しているお米屋さんにお願いすれば、無料でくれると思う。お米の配達をしてくれる日に何枚かお願いすれば持って来てくれるだろう。勿論町のお米屋さんで買わないという人も多いい。そういう人には、行政が配ればいい。現在も新聞紙で作った袋を環境課で配るシステムがある。それくらいなら、新聞紙袋を作っている作業所に、米袋を集めて折り返す仕事を依頼した方がいいと思う。

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