神奈川豪雨
鳥海山の麓の桜 10号 川沿いに長く桜並木があった。誰も人がいなかった。
小田原では昨日から雨が続いている。夜から豪雨に変わった。このまま降り続いたら土砂災害が起こるかもしれないと思ったら眠れなくなった。0時ごろ、県の河川水位情報によると久野川下流の水位が74ミリに成った。80ミリで水防団待機推移となっている。4時の段階で104ミリで、5時の時点で107ミリ。洪水警戒水位の130ミリにだんだん接近してきた。箱根町では400ミリという積算雨量である。県西土木の小田原の雨量計のデーターは和留沢では、348ミリ。5時の時点で371ミリ。時間雨量で31ミリとなっている。舟原では4時に228ミリ、5時の時点で240ミリとなっている。小田原土木のある扇町では157ミリが4時のデーターで、166ミリが5時のデーターである。上流と下流では、2倍以上の違いがある。舟原その中間である。小田原には大雨警報が0時ごろには出ていたが、土砂災害の警戒情報は出ていない。
6日の朝すでに川の水はひどく濁り激流になっていた。欠ノ上田んぼの水門はこの時点で閉じた。欠ノ上の水門の管理人になっている。水門を閉じても、沢からすごい雨が来ていたので、田んぼにはかなりの水が流入していた。もちろん田んぼへの入水口はすべて閉じた。しかし、下の田んぼが代かきをする予定なので、田んぼの導入水路の排水路を開くことはできなかった。昼行ってみると雨の中代かきをされていた。と思っていると雨も少し小降りになったのでそのままにして置いた。すると夜になってだんだん雨が強くなってきた。行って開こうかとも思ったが、危ないので朝を待つことにした。5時の時点で田んぼに行って戻ってきた。田んぼは無事であったが、久野川の流れは恐怖を感じるレベルになっていた。一昨年の河岸が崩壊した時と似てきた。早く雨が止んでくれる事を祈るばかりだ。
昨夜から眠れないで明るくなってすぐ田んぼに行ったのだが、その主な原因は自治会長の責任を感じるからだ。舟原は土砂災害警戒地域である。上流で大雨が降れば、山の上の方ではがけ崩れが起きる。その土石流が川をせき止め、一気に濁流になって流れ落ちる危険がある。この判断をどこでするのかが難しい。時間雨量で過去一番が71ミリだった。和留沢の雨量計で判断するしかないのだが、昨夜の豪雨が激しいと言っても、50ミリに入っていない。5時の時点の積算雨量を較べると、白銀山では442ミリある。箱根の仙石原では55ミリである。雨はこのように偏在する。これはいつの雨も、雨量計が壊れているのではないかと思えるほど、違いがある。加えて今回はアメダスの情報が(http://tenki.jp/amedas/detail-560.html)アクセスできなくなっている。私のやり方が悪いのだろうか。舟原を一回り見てきたが、何か起きている様子はないのでほっとした。
しかし、この程度の雨は今や普通である。さらに激しい雨もあると考えなければならない。重要なことは、避難の判断である。久野川の上流部である和留沢でどの程度の雨が降った時に、舟原は避難すればいいのかの判断である。この基準を決めておく必要がある。いざとなってから戸惑うのでなく、例えば、時間雨量100ミリを超えたとき、または積算雨量1000ミリを超えた時。等のように、判断基準を作るべきだろう。6時55分の段階で、箱根町には土砂災害警戒情報が発令された。これはどんな基準だったのだろう。警戒情報は0時の時点で三浦、葉山には出されていたようだ。テレビでは報道されていたと思うが、気象庁のホームページには5時時点でも記載されていなかった。いつも思うのだが、こうした情報が判断材料になる。せめてホームページにはリアルタイムで載せられる必要がある。とま描くやきもきするばかりである。