2013欠ノ上田んぼ

   

10月14日に最後の脱穀を行い、今年の小田原久野の欠ノ上田んぼの一年が終了した。
1番  2.3畝  104.7kg 45.52 ?
2番  5畝  275.5kg 55.14 △
3番 3.5畝  232kg 66.29 ○
4番 2.8畝  164.6kg 58.79 △
5番 0.5畝  36kg 72.00 ○
6番 0.7畝  43.3kg 61.86 ○
7番 1.4畝  98.6kg 70.43 ○
8番 3.6畝  197.6kg 54.89 △
9番  4畝  256.6kg 64.15 ○
10番 3.4畝 165.2kg 48.59 ?
15741キロの収穫でした。

うるち米面積27.2畝 57.87  今年の収量は9.65俵
11番 1.8畝 77.1kg  42.80 もち米

畝取りは○(1畝で1俵=60kg取れること)は3・5・6・7・9番で、9俵越え△2番、8番
全体では、1畝あたり57kgでした。(昨年46.4kg)
2・3・5・9番は昨年比なんと4割増の収量です。

1反10俵の畝採りにあと一歩のところまで来た。長年の夢を実現した気分だ。今年の田んぼは私の田んぼ技術の集大成のようなものだったと思う。欠ノ上田んぼのメンバーがとても熱心で、私が良いと思いながらも出来なかったことを、実践してくれたおかげだとおもう。グループ田んぼの良さである。今年一年の耕作で、田んぼというものが、どういうものかを少し知ることが出来た。有機農業の3反弱11枚の棚田で、畝取りをする。これは前例が少ないと思う。たぶんないことだと言えるかもしれない。あと一歩まで迫ったのだから、あと一歩に何が足りないかを考えてみたい。

小田原の久野は7俵が一般的な収量の地域である。欠ノ上田んぼは始めて4年目のたんぼである。江戸時代からの棚田であるが、みかん畑になっていた時期が最近の50年以上であった。それを4年前に国の元気回復事業で一部を覆田した。現在も水路や、石積みは壊れていて、修復しながらの田んぼである。昨年は水害で、がけ崩れに巻き込まれた。今年は台風も、イノシシも来たが、何とかかわすことが出来た。

畝採りの一番の原因は苗作りの成功ではないか。苗は辛く育てるのか、すくすく育てるのか。迷っていたことだが、やはりスクスクが良かったという結論のようだ。苗は充分の栄養が行きわたり、滞りなく成長させる。この方が結果が良いようである。5葉期の分げつの始まった大苗にして、田植えをする。苗半作と言うが、それい以上のあと後までの管理に影響してくる。

2つ目が、雑草を取ることこれも収量を上げる大きな要素だ。田んぼの草は在っていいことは一つもない。草がないことが畝採りの条件である。田植え1週間後でコロガシを始める。縦、横、縦、横の拾い草。この間ソバカス抑草を行う。これは日照をさえぎる抑草効果でもあるが、厚いトロトロ層を作り出す要素にもなる。微生物の大量発生である。水が濁るほどのミジンコの発生。これが大事である。

3つ目の要因は腐食の増加。冬の間に田んぼで藁を堆肥化させる。藁はそもまま土にすきこむより、藁に米ぬかなどを混ぜて春までに堆肥にすることで、微生物量を増加できる。長年放棄されていた田んぼを覆田すると、ススキのような稲になる。長年の雑草の累積が腐食の量の増加になっている。堆肥を入れることはいくらでもやりたいことだが、大変なので、せめて藁は田んぼで堆肥化する。

そして4つ目の要素は水管理である。水管理は稲の状態、天候の変化を見ながら、日々細かく進める。一定の法則はないが、初期の8センチ以上の深水、中期の干しのタイミング、そして後半の間断灌水の天候との判断。これを先を読みながら、細やかに行う。田んぼに水のある間は、ついつい日に3回も水を見に行く。

9.65俵と畝取りにあと一歩まで来た。全体であと57.9キロあればということだ。というのは実に微妙な気分で、もう少し研究努力しろと言われているような気がする。10番と11番が湧水のある田んぼで、9月に入って病気が出た。いつまでも沼のようになっていたことが、悪かったと思う。この改善は難しいことだが、冬の間に取り組む必要がある。1番がやはり収量が低いのは、入水口であることと、日陰になる田んぼのせいだと思う。土が良くなれば、ある程度補えるだろう。対岸の木の枝を12月に切りたいと思う。この時併せて、竹伐りも行う。2番は土木工事をやった為に、土におかしい部分があった。これは自然に来年は改善に向かうだろう。4番は苗床後で倒れた。早く水を切る工夫をする。8番は両側の水路から水が湧いてくる。この対応が必要。

来年は一人独立して、農家になることになった。こうして、田んぼの仲間が巣立って行くのは、嬉しいことだ。そこでメンバーに空きが出来た。田んぼ技術を学びたいという人を一名に限り、募集をすることになった。参加費用は、12000円。今年のお米の配布は、120キロ。もち米7.7キロである。

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