麹作り2013

      2016/04/05

今年も農の会で麹を仕込んだ。大豆の会で準備をして仕込みを行う。この25人100キロの大豆の為の、準備をまとめて見る。2班に分かれて行う必要があった。味噌の仕込みに合わせて、準備をする。

全体で用意する道具、
1、セイロ3組 2、かまど4個 3、釜4個 4、蓋4個 5、薪ケイトラ1杯程度 6、大きなシート 7、麹菌 330グラム以上 8、温度計 9、ステンレスボール3個 10、ふかし布大 11、しゃもじ3個 12、ステンレス大ざる1 13、米袋人数分
各自が準備するもの 1、浸したお米 3キロ×口数 2、毛布 3、新聞紙、4、温度計 5、湯たんぽ、これを使い捨てカイロに変更したらどうか。

作業手順
1、薪の準備は早めに大山材木店さんにお願をして置く。
2、A班は平日、B班は土日に分けて日にちを設定する。雨を考えて、予備日を取る。
3、作業日の材料、道具の搬入 搬出 を上手く手分けする。
4、1回に作業が出来るのは、3キロ1口として1セイロを6口。これを1時間半とする。
5、9時から作業開始の場合、30分前にかまどに火を入れる。
6、2口の人の場合。1段目を2つにするか、上下にセットし、上下を入れ替えること。
7、蒸し時間は下段で、強火で1時間以。十二分に蒸すこと。
8、蒸したお米を部屋に運び、麹菌を植え付ける。
9、米袋方式の場合、袋にお米をそのまま空けてしまってもいい。
10、この時に冷えていないように手早く。持ち帰る間に冷やさないように行う。
11、最後の人が終わったなら、火の始末。釜や蒸し布の洗いを行う。

注意点
1、火力は強く、良くふかす。
2、釜の水がすぐ無くなるので、30分に1回は満杯にする。
3、湯たんぽの準備。湯の扱いやかまどの準備を考えると、使い捨てカイロに変えるのもある。
4、お米は12時間以上水に浸し、冬なので24時間でも大丈夫。3時間以上水を切る。
5、麹菌は3キロに対し、10グラム。
6、来年はセイロ2、釜1を購入し、大きさ33センチにそろえる。
7、大豆の会の道具置き場を作る。
8、輸送のためには、ケイトラを使える人が、もう一人必要。
9、米袋の購入準備。

麹作りも年を重ねるごとに、洗練されてきた。安定して良い麹が出来るようになってきた。味噌作りの際に、やはり自給の暮らしは技術だとつくづく思う。かまどの火の管理をお願いすると、暮らしの技術が見えてくる。たき火が得意だと言う人は案外に多いのだが、そのレベルはそれぞれである。自己流というのは、意外に低いレベルのことも多い。一般に農家の人はそれぞれの方法を持っている。こういう技術が伝承されていない。誰もが出来ると思っているが、雨の中で生木を燃し付けることが出来るかとなると、そこまでは出来ない人もいる。共同体験が少ないから、人のやり方から学ぶという事が、ヘタなのだと思う。たき火講習会のようなものをやってくれないからいけない。こんな話になりがちである。そうした暮らしの技術は様々な場面で、学ぶ気持ちのある人が学んでゆくものである。大抵の人は、人に教えるくらい自分が上手いと思い込んでいるために、学ばない。

これは自給の技術すべてにわたっている。具体的な方法を覚えるのではなく。その工夫をする考え方の方を身につけて行く必要がある。農業は常に予想外のことが起きる。予想外のことをどこまで予想の範疇に入れられるか。それでも予想外のことが起きた時の対応力。麹を上手に作り、味噌を上手に作るということは、実は大豆やお米を上手に作ると言う事と変わらない。

昨日の自給作業:小麦の麦踏、追肥、土寄せ3時間 累計時間:21時間

 - 味噌, 自給