田植えが終わる

   

「家で作った苗」
昨日は3時ごろ終了した。15人だった。メンバーの中に田植えを始めてやるという人が、かなりいた。一人の方は、その昔、田植えをやっていたという方だった。手植えの体験のある人と一緒に田植えをしたのは、初めての経験だった。この人が話していることがとても面白かった。一つは、こんなやりにくい田植えは初めてだということだった。最初に言われたのは、紐を使えということだった。紐を使う方が上手く行くという人は結構多い。昨年も紐でやったグループはあるのだが、やはりうまくいかなかった。時間がかかってしまうのだ。遅い人に合わせざる得ないという事になる。そういう場合は、早い人が多く受け持ったものだと言われていた。しかし、一般に早い人と、遅い人では3倍位速度が違う状態である。3倍受け持つということは、3列と9列ということになる。9列植えるといことになると、左右に行き来しながらになるから難しい。やはり大変と言いながら、線を引いた方がいいと思うのだが。

次に言われていたのが、代かきの状態が悪いということである。確かに、欠ノ上田んぼの状態は、全体のグループで言うと、平均より少し下位である。もっと悪い状態もあれば、かなり状態のよい所もある。その時言われていて、とても面白かったのは、こんな代かきの状態だと帰られてしまうということだった。どうも田植えを請け負いでやっていたらしい。1反いくら田植えを請け負うのだから、代かきの状態が悪いと割に合わない。昔は、手植えの田植えの、請け負いがあったのか。どこの地方だろう。私んがこのあたりで聞いたのは、アラオコシから代かきまでの受けをいをしたという請負の話だった。馬を飼っていたので、他所の田んぼまで引き受けたということだった。田植えの請負という事があるなら、何人かのグループで受けたのだろうか。1反いくら位で受けてくれたのだろうか。とても興味深い。部落が協働でやったという話は、良く聞く。上の方の田んぼの人から、順番に植えて行く。田植えの当家の人は、接待の準備の方に回る。

代かきの状態が悪いというのは、トラックタ―の扱いが下手だという事もある。おもな原因は硬盤がまだ出来ていないという事ではないかと思う。3年目で、徐々に改善されてはいる気もするが、まだ時々沈み込んでしまう場所があり怖い。石があるというのも相当に苦しい。田んぼの再生の時に巨大などけられない石が、あったのでこれはどうにもならない。しかし、それ居がの場所でもどうも大きな石が出てきたような気がする。どうしても石を避けざる得ないので、時々ロータリーを上げている。これが代かきを悪くしている。小さい石だけでも何とかしなければならない。田植えのさなかも足が当たるので、1キロくらいの石を2個掘りだした。草取りの時に足に当たる石にも気おつけるようにして、見つかったらば掘りだす様にしたい。確かに今年は私としては深めの代かきである。水持ちが悪いに違いないので、少し深めにした。これは仕方がないかもしれない。

田植えの速度は、全体としては遅いと思った。初めての人が相当数いるのだから、2反5畝20人で一日仕事。と見ていたが、それでは済まなかった。苗を結わえた方がいいかどうか。苗取りの手間が増えということとあのくらいの面積の田んぼなら、向こう側までどのくらいかを予測してもらう。あるいは、苗配りの人員を初めから用意するのもある。実はこういう事を、田植え前頭の中で、何度も繰り返して作業している。気がかりで他のことは考えられなくなる。昨日は雨という前提で考えていた。それが思わぬ晴れに変わった。これは有難かった。何とか楽に田植えが完了した。最後にMさんに片づけ担当として動いてもらった。これは上手くやってくれた。片づけ仕事は本当は大仕事である。下手をすると、日を改めてという事になりかねない。今回土日の田植えにして、苗取りから、片付けまでで、2日でやるというのは、欠ノ上田んぼとしては良いパターのようだ。

昨日の自給作業:6時間 累計時間:21時間

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