ニンニクのオリーブオイル漬け
ニンニクが今年は良く採れた。食べ切れないほどなので、どうしようかと迷っていた。粒の大きさもそれほど悪くない。草に埋もれていたが、タマネギほど草に弱い訳ではない。一年中、保存して食べられるものだ。と言っても何時も結局は干からびさせていた。オリーブオイルを日野原先生が「毎日飲むことは健康で長生きする。」という事を言われている。今年は初めて、ニンニクのオリーブオイル漬けを作ることにした。昨年までは醤油漬にしていたのだが、どうも今一つ使い道が狭かった。ニンニク味の醤油というのは、案外に利用範囲が狭いものである。オリーブオイルは購入ということになるので、少しためらいはあるのだが、この際思い切って作ってみた。1週間ぐらいで使えるという事だ。油を使うものにはすべて使ってみている。これがなかなかおいしい味になる。野菜いためはもちろん美味しくなる。今キャベツとタマネギが出来ているので、野菜いためはこのところの定番である。スナックエンドウの炒め物もよかった。お好み焼きを焼くときに使ったらこれが、案外に良い。。
ニンニクは皮をむいて、ばらす。お尻の硬い所だけは採った。面倒くさいので、内皮は取っていない。ビンに入れてニンニクが見えなくなる位オリーブオイルを加える。2日もすると、小さな泡が出て来た。それはしばらくは続いている。もうそうなれば使える、というか使った。油は使うだけ足してゆくと書かれたものがあったが、まだ足したことはない。どこまで足せるかは分からないが、油の酸化するタイミングがあるだろう。冷暗所におく方が、つまり冷蔵庫に入れておく方が長持ちするのだろう。1ヶ月ぐらい経ったら、使う分だけ別の油さしに分けて油を使いやすく調理場におく。すでに油とニンニクは分けた。全体は冷蔵庫に入れて保存する方が望ましいはずだ。ニンニク本体のオリーブオイル漬けはこれはこれでおしいい。使い道も様々だが、餃子に入れたら良さそうなので、今度、ニラが伸びているのでやってみたい。思い切って笹鶏オリーブニンニクソーセージというのも良いかもしれない。新しいレパートリーの拡大である。
そうなると、オリーブを栽培した方がいい。あるいは、ツバキの木は大きなものが5本ある。椿油ではどうか。以前大島で椿油てんぷらを食べたが、これが意外にさっぱりとして美味しかった。これが、オリーブオイルより健康にいいとか、書いてある。本当だろうか。以下家庭できる製法である。
1、乾燥させた椿の種を炒る。2、炒った実を細かくする。3、大釜に入れ、水を足して炊く。4、、油分が浮いてくるのですくう。5、すくった油分だけをまた鍋に入れて炊くと椿油になる。
この位なら今年にも試せる。これから実が落ちる季節である。1キロのツバキから、200CC位の油が取れるらしい。ちょっと見た所でも、10キロ位のツバキの実は落ちている。昔は、油屋さんが、拾った実を持ってゆくと、油と交換してくれたらしい。そう言う仕組みがあれば、合理的だと思うのだが。
オリーブというのは、なかなか栽培が難しい。日照時間2000時間以上、平均気温14~16度、降水量1500ミリ以内が栽培に適地。日本の気候が合わないということだろう。地中海の気候と神奈川ではだいぶ違う。しかし、どういう訳かオリーブの方が、椿より人気である。二宮でも「湘南オリーブ」で町おこし事業を進めているようだ。確かに大島じゃないのだから、今さら椿はないだろうという意見もあるだろう。しかし、椿を風よけに家の西側に植えて垣根にする。その垣根の花を楽しみ、実を油として利用する。こういう文化が小田原にあったことは忘れてはならないだろう。地中海がおしゃれで若者向きで、町おこしにはオリーブ。どうもしっくりこない。ともかく実際に椿油を採ってみ無ければ始まらない。この夏の課題である。
昨日の自給作業:舟原田んぼ堆肥撒き、牡蠣ガラ粉撒き、アラオコシ7時間 累計時間:7時間