12月の畑
寒さが1日ごとにきつくなってくる。この寒さでも元気よく生育しているのが小麦。冬に生育する植物は、健気なものだ。2度麦踏をしてくれた。タマネギも冬の作物だが、生育しているというより良く耐えているようにみえる。今年もまたホウレンソウがダメなようだ。種まきが少し遅れたのが良くなかったのか。わずかに芽は出てきているのだが、今双葉では収穫まで行き付けそうもない。秋じゃがは何とか葉がまだ生きている。一株掘ってみたが、7個付いていた。例年になく良く出来ている。冬の間中、掘りながら食べる。サトイモもそうなのだが畑でそのままにして置いて、食べる時に掘りだす。だからそのまま春まである場所もある。陽だまりの畑はまだ氷リついてはいない。その他、今食べているものを順番に挙げれば、大根は生食のものは順次食べている。たくあんを作る長い漬けもの大根は、すでに第2弾を掘った。ご近所でも干してあるが、我が家は平均的な出来のようだ。
レタスは随分長く食べている。巻いてきたものから食べるのだがまだ、生育に差が出来るのが却って有難い。小松菜も正月用のハウス蒔きはちょうどいいタイミングのようだ。畑に蒔いたものはずいぶん大きくなって、きりがない状態である。菜花はすでにピークが終わり、第2段に入っている。これもそうそう食べることはできない。ニンジンは今年も駄目。ハウスで試しにやっているが、やっと芽が出てきたぐらいでやはり良くない。山芋は少し掘ったが、場所が分からなくなってきた。サトイモは分かるのだが、一株掘るとまだまだあるので、食べきれない。キャベツは順番に採っては食べる。とてもおいしい。このペースだと1月まで食べれる。春どりの苗を作っているが、寒さで極端に生育が悪くなった。白菜は大きな奴が20個ほどあって、どこかで漬けものをやらなければもったいない。サツマイモは順次食べている。ブロッコリーは一段落したが、食べるが追いつかない。カリフラワーはわずか1個が生育中。
果物は、柿が甘ガキの富有と甲州百目終わり、渋柿が熟してきている。袋に入れて、焼酎を掛けて置き熟し柿にして食べている。驚くほど甘くて、砂糖の代わりに使えるかと思う。柿は軟らかい方が好きなので、つい食べ過ぎる。木ではまだ硬い。やはり年明けに残ったもので柿酢にする。去年は小ぶりだった実が、今年はそこそこの大きさに成っている。この時期は何と言ってもみかんである。畑に行く都度色づいた所から採って食べている。まだ色が乗らないものもあるので、全部収穫するのは年末になりそうだ。それにしても今年のみかんは皮が厚い。奥手は皮が厚いそうだが、藤中はどうだろう。この品種は湯河原の藤中さんと言う方が選抜作出した品種だそうだ。この地域の気候に少しは向いているのだろうか。なか手と言うのだろうか。年内には収穫しないといけない。肥料が効いているということもある。根元にソバカスをどんどん蒔いて、堆肥の中で育てている状態。何度も肥切れで枯らしたので、この夏は意識して多肥にしている。
今の時期の作業と言えば、みかんの収穫である。みかんは今3本だけになったが、自分の家で食べる分だけは収穫して冷凍保存する。暑い時期これが案外に評判がいい。夏の農作業の定番である。親戚にも毎年送る。3本でもコンテナ5箱はある。到底食べきれるものではない。生育途中のものが、大根、タマネギ、ニンニク、ネギ、キャベツ、白菜、プリベール、菜花、ニンジン、小松菜、小麦と言うことだが、実は畑が良くなってきて、野菜の出来がいい。畑はだいぶ空いているのだが、とても食べ切れない。去年は小麦のはるゆたかを家の畑でも作ったので、一杯であったが、今年は大麦も、小麦も家の方ではやっていない。いよいよ来年の野菜計画である。これを考え出すと、これほど落ち込んだ年でも、少し気分が上がる。来年のテーマは大豆である。