生ごみリサイクル交流集会IN多摩
日野市役所まで出かけた。「生ごみリサイクル交流集会IN多摩」が開催された。多摩地区はごみ先進地区である。挨拶に立たれた日野市の市長はごみ0を明確に言われていた。素晴らしい報告が6件あった。北本市、小田原、三鷹市、立川市、小平市、日野市と順番に20分づつ報告した。行政がされた所もあるし、市民が報告した所もあった。ごみオタクがこれほど勢ぞろいしたら、変な原理主義集会に成るのかと思いきや、とても聡明な知的な雰囲気の集まりになった。ごみについても、私より上の世代と若い新世代とでは、かかわり方が大きく違っている。何か自己アピール度合いの濃さのような気がする。多摩地域の若い人は身のこなしがきれいで、洗練されている。無理なく運動が進んでいるような気がした。そういう意味では、小田原方式は又別の雰囲気で、これはこれでいいものだと再確認した。
ともかく盛りだくさんで、素晴らしいアイデアが満載だった。まず記憶に残っていることだけでも、メモしておく。聞いたこともあるし、思いついたことも混ざっている。1、段ボール堆肥は、回収販売の流れが必要だ。2、夏休みの自由研究。の広げ方。3、立川方式は小田原の第3ステージである。4、小平市の方式は第2ステージである。この方式は、5人組方式。7、ステッカーで取り組みの世帯数の把握。8、竹パウダーの機械は140万円。ただし音がすごい。9、竹パウダーの実証実験。何かを共同研究することは良い。10、堆肥ボックスの設置。11、市民農園との関連ずけ。床の取り組みももう少し掘り下げて伺えれば、参考になるところ満載であろう。
特に気になった日野市のせせらぎ農園。ここは午前中に見学が行われたようだ。まちの生ごみ生かし隊。と言う組織がある。事務局の佐藤美千代さんと言う方が報告されたのだが。ともかく内容が皆参考に成る。小田原でみんなでお話を伺えれば、勉強に成ると思った。都市農業の問題と、生ごみの堆肥化が繋がっていること。暮らしが変わってきているのに、農地法の方が旧態依然としてかわらない。その為に循環が絶たれてしまうことをとても残念がっていた。生ごみの堆肥化が、ごみ問題で終わらず、暮らしの見直しに繋がっていることが良く分かった。何時か日野の百草園の方に友人が居るから、普通の市民がどう感じているかも聞いてみよう。いただいた資料に「あなたに最適な生ごみ処理法は?」と言うのがあった。。スタートからイエス、ノウで答えて行くと。電動式生ごみ処理機にたどりついたりする。この電動、日野市ではエコじゃないので補助は止めたといわれていた。小田原でも、一日も早くやめてもらいたい。あれがホームページに載っているだけで、エコを理解していない町と言うことを強調することに成る。これはもうごみにかかわれば誰にもわかることである。
小田原方式の良いところは、お金がかかっていないところだ。そんなこと言ったって、段ボールコンポストを配布する費用があるだろう。こういう意見があった。生ごみが減ればその程度の費用は、行政に還っている。つまり小田原では、お金をかけずに生ごみの焼却を減らしている。これは誇れると思う。どこの町でも1軒の生ごみに1万円以上かけている。これでは良くない。財政が豊かであるから出来るというような方式は、限定的である。ごみの有料化とリンクさせて、経済合理性のある方式を厳密に模索する。生ごみがリサイクルされたけれど、結局財政を圧迫したでは良くない。日野市の市長が言われていた。ごみは小さく身近で処理の原則。これが基本であろう。