生ごみの堆肥化計画
10日(金)2時から、久野区民会館で久野地域での段ボールコンポストの配布と説明会が行われる。
もし新しくやってみたいという方が居たら、ここに来ていただけば登録配布がしていただける。どんなものか一度見てみようという人も構わないのでいらしてください。今年は原発事故の不安感があって、新しいことを始めようという気に成れない。配布は現在500件くらいである。背中を押される一押しが必要な状況だ。あの福島の6つのコンクリートの箱より、段ボールコンポストである。国民の多くが段ボールコンポストをやれば、あの6つの壊れたコンクリートの箱はいらなくなる。ちょっと暮らしを変えれば、全く変わる。我が家で変えたことと言えば、節電である。この程度の節電でどのくらい電気が減るのだろうと楽しみにしていたが、4月、5月、20%近くの節電をした。
11日には、日野市で「生ごみリサイクル交流集会」がある。ここで段ボールコンポストの話を少しさせてもらう。小田原の取り組みは全国で注目されている。数からいえば最大の規模になろうとしている。小田原の取り組みの宣伝に成るので、本来小田原から外に出ないことを基本にしているのだが、今回は例外。小田原方式が評価されれば、行政の人には張り合いがあるだろう。私の思いとしては、市民の10%が取り組むようになった時に、何かが変わり始めると考えている。まだ、3%程度だ。10%までやれるだけのことをやるつもりだ。以下、話すつもりの事を整理しながら書いてみたい。まずが大きな枠組みとしては、4段階を考えている。
1、 小田原市において、生ごみ堆肥化に今後取り組んでゆく、具体的手順と方法を提案する。
生ごみの堆肥化の取り組みでは4つステージを想定することで、市民にもわかりやすく、またどの段階でも問題が検証できる、最善の方法と考え提案する。
・ 第1ステージ 各家庭の生ごみ消滅型の推進とサポート(2010年度の段ボールコンポストを中心にしたモデル事業)
・ 第2ステージ 地域やグループや農家が堆肥化に取り組む広がった活動の支援
・ 第3ステージ スーパー、商店街、学校、集積場へ、家庭からの生ごみ持込による堆肥化の推進とサポート
・ 第4ステージ 地域ごみステーションでの収集と、堆肥化センターでの全量堆肥化
10%の家庭が生ごみの堆肥化を行う暮らしになること。これは市民自身が挑戦するべき課題。生ごみをたい肥化するということは、そこに暮らす人たちの方向を表している。生ごみがを燃やしている社会は、消費的社会である。循環するのでなく、一方向に物を消費して行く社会。循環に成っていない社会構造が、どこかで行き詰まることは明らかである。循環する社会とは、循環しないものは作らないという社会である。本来であれば、通いのリターナブルビンが良い。しかし、経済合理性に欠けるということで、ペットボトル隆盛である。しかし、ペットボトル自体が悪いのではなく、ベットボトルを循環する道を作り出さなければいけないということだ。しかし社会自体が変わらなくて、市民一人一人にはどうにもならないことも多い。だから、まず生ごみを市民が堆肥にしていこうではないか。こういう呼びかけである。