茅ヶ崎議会の定員削減
茅ヶ崎議会では定員削減案が出ているそうだ。河野太郎氏のブログに書いてあった。小田原市議会関連でも同様の意見を聞いた。現状では定員削減案は市民が賛成する案ではある。どうせたいした役にも立っていないものに、金をかける必要がない。残念であるが私が聞いた範囲では、こういう意見がかなりの数ある。少数意見ではあるが、議員数を増やして給与は減らせ。というものも数名聞いた。結論から言えば、市議会が役に立たなければ、地方分権はできない。その道筋には、まだまだ遠い。阿久根市、名古屋市、市議会というものが問われている。制度的には市長は大統領である。行政のすべてを統括し、権限を持っている。現状では市議会の大半が行政に対し全面委任が、全面反対か。むしろ揉めていないところは、市会議員が名誉職で、何も考えがないという場合もある。市民が関心を示さなければいけない。というので傍聴に足を運ぶが、いい議論だと思ったのは、1回だけである。
市会議員には、市長や一部市会議員ががやっているように、日勤報告をブログで出してもらいたいところだ。そこまでの要求は現段階では我慢しておくが、年に一度くらい自分の活動を報告する説明義務があると思う。先日、ある市会議員に本会議での意見に対して、何故そう考えるのか教えてほしいと言ったところ。何故、一市民であるあなたに説明しなけばならない義務があるのか。あなたと私が意見が違うのは当たり前で、私は支持者には説明をしている。それをあなたに説明する義務などないと、強く言われた。ほんとうに市会議員には市民に対する説明責任は無いのだろうか。本会議での質問は、公的な行為である。その内容に対して、市民に理由を説明することは普通のことだと考える。どうも市会議員は支持者の代表であって、市民全体の代表ではないという意識があるらしい。だから、意見の違う市民は関係がないということになる。結局は選挙だけが重要という意識なのだろう。
地方分権が現実化する時代に即した、市会議員の資質向上。河野氏のブログでは1、条例を提案する能力。2、市会議員のスタッフの必要性。3、議会事務局が行政側に存在している現実の改革。4、賛否の公表。5、議会の夜間開催。小田原でも言われていることである。残念ながら、他の問題に対した時より内容が浅い。河野氏が国会議員であり、本当の意味での市議会の改革について、知識が浅いので、意見も通り一遍に見えてしまう。それでも自民党議員でもこの程度の改革は言われている。小田原の自民党系の議員はどう考えるのだろう。市議会議員は具体性が必要なのだ。迷惑施設をどうするか。こういう利害の対立する都合の悪いことにも意見がなければならない。具体的なところから、市会議員全員が意見を持ち議論をする、自由な議論や討議が活発に行われることで、内容も精査される。市民の関心も深まる。今の市議会では制度的に、市議会議員間の討議は許されていない。暮らしに直結するところで、その地域の方向性を提案しなければならない。
市会議員の役割は具体的で、生活直結である。国会議員より重要ともいえる。市立病院はどうあるべきだ。経営から、窓口の対応まで、すべてにかかわって、市民の暮らしを支えて行かなくてはならない。まずは「各市議に報告書を書いてもらう。」というのがいいと思っている。簡単明瞭に本年度私はこういうことをして、小田原市民の役に立った。ということを報告してもらう。大方の市会議員はとんでもないことをいう奴だ。こんなに役立っているのがわからんのか。こういう気持ちだと思う。そのところをぜひとも、内内のビラなどでなく、公開した形で各議員の報告書を、市役所のロビーに誰でも貰って帰れるように、並べておく。インターネット中継は、本会議だけでなく各委員会もやる。昼間出てこいは、農家には現実無理である。